キユーピー株式会社は、キユーピー「あえるパスタソース」シリーズの“ペーストタイプ” “香るタイプ” 計12品の外装を、紙パッケージへ変更することを発表した。従来品と比較してプラスチック使用量を約30%削減しながらも、プラスチックパッケージと変わらない使用感を実現している。
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キユーピー株式会社(以下、キユーピー)は、キユーピー「あえるパスタソース」シリーズの“ペーストタイプ” “香るタイプ” 計12品の外装を、2024年2月上旬から順次、紙パッケージ※1へ変更することを発表した。
今回の変更により、年間で約13tのプラスチック使用量が削減できる見込みだ(前年出荷実績に基づく当社試算)。
※1紙とプラスチックの複合素材
近年、プラスチックごみによる生態系や環境への影響が指摘されるなど、環境配慮への機運が高まっている。キユーピーグループは、サステナビリティ目標に「2030年度にプラスチック排出量削減率30%以上(2018年度比)」を掲げ、これまでにもドレッシングボトルの再生プラスチック化などに取り組んできた※2。
今回、新たに「あえるパスタソース」“ペーストタイプ” “香るタイプ” の外装を紙パッケージ化。約4年にわたる検証の結果、従来品と比較してプラスチック使用量を約30%削減しながらも、プラスチックパッケージと変わらない使用感を実現することができた。
※2 キユーピーアヲハタニュース 2023年 No.51参照
キユーピーは1959年に日本で初めて家庭用のミートソースを発売。缶入りのミートソースからスタートしたパスタソースは、使い勝手の良さを追求し包装形態を進化させてきた。加えて、プラスチック使用量削減のために一部の外装をスリム化するなど、環境に配慮した変更も進めている。
キユーピーグループは今後も、環境負荷低減の取り組みを進め、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
「商品開発からお客さまが食べ終わるまでの全過程を通し、社会・地球環境への取り組みを強化しています。これまで、おいしさの追求だけでなく、賞味期間の延長など食品ロス削減につながる取り組みにも力を入れてきました。
「あえるパスタソース」は、食べる際に温める必要がないため、湯煎するタイプのパスタソースに比べCO2排出量の削減率は100%です※3・4。マーケティングとサステナビリティは切り離せない関係だと考えています。未来に向けて、おいしくてサステナブルな食卓が“当たり前”になるように、商品を通して貢献していきたいです」
※3 ガス熱効率:経済産業省(資源エネルギー庁)出典資料より
※4 CO2排出係数:都市ガスより
【参考】キユーピーグループにおける環境負荷の少ない包材の採用例
※5 再生可能な有機資源(サトウキビの副産物などの植物)を原料に使用したバイオマスプラスチック
※6 主に清涼飲料水用のペットボトルを回収し、粉砕・洗浄後、高温下で一定時間処理し、汚れを除去する方法「メカニカルリサイクル(物理的再生法)」で再生したPET樹脂
「あえるパスタソース」シリーズは、ソースを温めずに、ゆでたパスタにあえるだけの簡単・便利なソースとして、2002年春に発売。
発売当初は「たらこ」「ツナマヨネーズ」「鮭マヨネーズ」の“ペーストタイプ”のみ。その後、2005年2月に“ソースタイプ”の「ミートソース」が加わり、2014年8月には、大人好みの創作系、“香るタイプ”が登場した。
2024年2月時点でのアイテム数は「あえるパスタソース」全体で20品目に上る。今後も、多彩なラインアップでお客さまの多様なニーズ・嗜好性に応えていくとしている。
お問い合わせ先/キユーピー株式会社
https://www.kewpie.com/
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