オイシックス・ラ・大地株式会社が展開する「Upcycle by Oisix」から、アップサイクルバレンタインチョコが1月11日に発売開始された。サステナブルチョコレートを採用し、柿の皮、パインの芯など捨てられるはずの食材をアップサイクルして食材として使用している。
ELEMINIST Press
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食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社は、アップサイクル商品(※)のみ販売するフードロス削減ブランド「Upcycle by Oisix」によるプライベートブランド商品としてギフト向けに開発したアップサイクルバレンタインチョコを、2024年1月11日(木)から順次販売を開始した。
ラインアップは「フルーツで彩る アップサイクルクランチバー(ミルクチョコ)」「フルーツで彩る アップサイクルクランチバー(ホワイトチョコ)」「山梨ワイナリーから生まれた 濃厚生チョコトリュフ(赤)、(白)」「梅酒から生まれた 濃厚ショコラシュトレン」。
バレンタインシーズンもアップサイクルチョコを通じて、手軽に環境配慮型の商品を食生活に取り入れてもらうための取り組みを加速していくとしている。
※ アップサイクル商品:これまで捨てられていたものに付加価値をつけ、アップグレードした商品のこと。
今回、アップサイクルクランチバーと濃厚生チョコトリュフには「ココアホライズン認証カカオ」を原料としたサステナブルチョコレートを使用している。
「ココアホライズン」とは、自然と子どもたちを守る自立的なコミュニティを創造することによって、カカオ農家の繁栄を促進するというビジョンを持つNPOである「ココアホライズン財団」によって運営されている非営利のプログラム。
「ココアホライズン財団」の認証基準を満たすカカオ原料を使用することにより、森林伐採およびCO2排出量の削減などに貢献することができる。
また、各商品にはカットフルーツ工場ででた柿の皮、パインの芯や、ワインを製造する工程でぶどうを絞った後に残る果皮・種(ワインパミス)、梅酒づくりの工程で未活用だった梅の実など、それぞれの食材をアップサイクルして使用。食材にもともとある素材のおいしさをそのまま味わうことができる。
今後も、季節ごとに発生し未活用となっている加工現場の原料を、積極的にアップサイクルする取り組みを進めていくとしている。
ココアホライズン財団によって認証を受けたサステナブルなミルクチョコレート、ホワイトチョコレートをそれぞれ使用し、規格外を含む国産米を活用したライスパフ入りでザクッとした食感の食べ応えのあるチョコレートバー。
トッピングにはカットフルーツ工場で廃棄されていた「柿の皮」のチップス、規格外のピスタチオと、色合いにフリーズドライいちご(通常品)を使用。
ホワイトチョコのトッピングにはカットパイン工場で廃棄されてしまう「パインの芯」のチップス、規格外のピスタチオと、色合いにフリーズドライいちご(通常品)を使用し見た目も華やかに仕上げている。
食品ロス削減量:ミルクチョコは本商品1箱(2本入り)あたり約5gの柿の皮、ホワイトチョコは本商品1箱(2本入り)あたり約4gのパインの芯を使用。
ワインを製造する工程でぶどうを絞った後に残る果皮・種などからつくられたワインパミスパウダーをクリームと混ぜ合わせ、ココアホライズン認証のチョコレートで包んだ濃厚なチョコトリュフ。
クリームはワインで香りづけ、さらにラム酒を加え香り豊かに仕上げている。
食品ロス削減量:本商品1箱(4粒入り)あたり約1.2gのワインパミスを使用している。
梅酒づくりの役割を終えた、梅酒梅。その旨みの染み込んだ梅とローストし香りを引き立てたクルミ、レーズンを、有機クーベルチュールチョコとともに生地に練りこみ、職人の丁寧な手仕事で焼き上げた。
国産小麦粉と奄美諸島さとうきびからつくられたさとうきび糖、沖縄海水の塩、そして世界自然遺産「白神山地」から発見された白神こだま酵母など、厳選された材料を使っている。
食品ロス削減量:1個あたり約16gの梅酒梅(生換算)を活用している。
実店舗では「フルーツで彩る アップサイクルクランチバー(ミルクチョコ)」/「フルーツで彩る アップサイクルクランチバー(ホワイトチョコ)」のみの取り扱いとなる。
・CHOOSEBASE SHIBUYA
https://choosebase.jp/collections/upcyclebyoisix
・全国のロフト18店舗
谷、池袋、銀座、吉祥寺、横浜、川崎、大宮、千葉、新さっぽろ、仙台、長岡、梅田、千里バンパク、神戸、西宮、京都、彦根、天神。
https://www.loft.co.jp/
※販売開始は2024年1月15日(月)を予定している。
生産現場から食材がお客様に届くまで一気通貫で「食」に向き合うOisixだからこそ生まれた「Upcycle by Oisix」は2021年7月8日に最初の商品を販売開始。
これまでに畑や加工現場で未活用だった食材約102トンをアップサイクルしフードロスを削減(2023年12月28日現在)。2品から始まったオリジナル商品数は累計で95品となった。
これまで見栄えや食感の悪さなどから捨てられていた食材を、より環境負荷が低く、新たな価値を加えた自社オリジナルのアップサイクル商品として開発、おいしく驚きのある新たな食材を生み出している。今後もサステナブルな環境配慮型の商品を、より多くのお客様の食生活に手軽に取り入れてもらうプラットフォーマーとしての取り組みを推進していくとしている。
「Upcycle by Oisix」は「2023年度グッドデザイン賞」を受賞。捨てられていたものに付加価値をつけ新たな製品にするアップサイクルの考えを食の世界に取り入れ、畑や加工現場で未活用だった食材累計約102トンのフードロス削減を達成し、自社サプライチェーンだけでなく、食品製造業、外食産業を巻き込んで原料廃棄の課題解決にも乗り出している点が高く評価された。
お問い合わせ先/オイシックス・ラ・大地株式会社
https://www.oisixradaichi.co.jp/
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