ネスレ日本株式会社が、 小笠原諸島産カカオ豆からつくられた希少なチョコレートを使用した「キットカット ミニ 東京カカオ」の販売を開始。希少な“国産”カカオを使用した商品を通じて、カカオに対する好奇心を刺激し、チョコレート全体に対する興味・関心を高めていくことを目指す。
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ネスレ日本株式会社は、 東京・小笠原諸島産カカオ豆からつくられた希少なチョコレートを使用した「キットカット ミニ 東京カカオ」の販売を、11月 20 日(月)より、お土産ショップやネスレ通販オンラインショップなどで開始した。
ネスレ日本は、国内売上 No.1(※1)のチョコレートブランド「キットカット」において、長きにわたり、受験生など頑張る人々を応援する活動を継続してきた。
その結果、受験シーズンだけでなく、年間を通じたさまざまなシーンで、大切な人に応援や感謝の気持ちを伝えるコミュニケーションツールとして親しまれている。
(※1)出典:インテージ SRI+/チョコレートカテゴリー/2022年 1-12 月/ブランド販売金額シェア1位
今回、東京・小笠原諸島で国産カカオの栽培に取り組む平塚製菓株式会社や農家の挑戦を知ってもらうきっかけにしてもらうことを目指し、その希少なカカオ豆からつくられたチョコレートを使用(※2)した「キットカット ミニ 東京カカオ」の販売を開始している。
(※2)東京都小笠原諸島産カカオをカカオマス中 29%使用
この背景には、日本人にとってチョコレートは身近な存在であっても、原材料であるカカオ(豆)や製造方法に興味を持つ機会は多くないことがある。
そこで、希少な“国産”カカオを使用した今回の商品を通じて、カカオに対する好奇心を刺激し、チョコレート全体に対する興味・関心を高めていくことを目指す。
「キットカット ミニ 東京カカオ」は、世界のカカオ豆総生産量の0.00002%(※3)の東京・小笠原諸島産カカオ豆を使用しているため、希少なチョコレートを体験する喜びを味わうことができる。
また、一般的な外国産カカオ豆の調達~船便での輸送~加工・ 製品化のサイクルと異なり、今年収穫されたばかりの“とれたてカカオ”の豆からつくっていることもあり、薫り高く、華やかな味わいを楽しむことができる。
(※3)2021年10月~2022年9月の世界のカカオ豆総生産量に対する東京・小笠原諸島で収穫されたカカオ豆生産量の割合
製品名:キットカット ミニ 東京カカオ
内容量:6枚
希望小売価格:3456円
販売場所:
<実店舗>
・お土産ショップ
・「キットカット ショコラトリー」常設店
・「キットカット ギフトショップ」(りんくうプレミアムアウトレット内)
<オンライン>
・ネスレ通販オンラインショップ、楽天内ネスレ通販、amazon
通常、カカオは赤道を挟んで南北緯20度以内の地域で栽培されることが多く、日本での栽培は難しいとされているが、小笠原諸島産カカオは、平塚製菓と現地農家の国産カカオという夢に対するあくなき情熱と挑戦によって、2010年以降10年以上の歳月をかけて栽培に成功した。
しかし、まだまだ多くの課題を抱えている。例えば、カカオを栽培しているエリア周辺の木がどんどん成長することで、日当たりが変わってしまい、カカオの生育に影響が出るなど。
このような課題に直面する度に、試行錯誤を繰り返しながら、国産カカオの栽培に取り組んでいる。そのような現状も「キットカット」という知名度の高いブランドを通じて、 少しでも多くの人に知ってもらい、毎年「東京カカオ」を待ち望むファンが増え「東京カカオ」を取り巻くコミュニティが発展していくことを目指している。
「私が東京産カカオの栽培に至った背景は『カカオという魅力的な果物を、自分の手で育ててみたい。東京で育っ たカカオがどんな味のチョコレートになるのか味わってみたい』というシンプルで強い探求心から生まれました。
いわゆる「チョコレート屋のオヤジの夢」です。今年も、ネスレさんから東京産カカオを使用した「キットカット」のタイアップのお話をいただきとても光栄に思います。
2010年から国内初の規模でもあるカカオ栽培を行ってきましたが、試行錯誤の連続でした。しかし、小笠原の島の人達と自分たちの手で土造りから栽培、収穫、発酵と目の届く範囲で安心安全な栽培を行っております。
このサステナブルな活動を認めてくださり、タイアップしていただいたことで、より多くのお客様にこの活動と小笠原が認知されると思い、期待しております。当社の『東京カカオ』は ソリッドタイプのタブレットチョコレートのみの取り扱いですが『キットカット』になりますと、また新たなテイストをお客様は楽しめるので、素晴らしいことだと思っています」
東京産カカオの品種は、世界のカカオ豆生産量の80%~90%を占めるフォラステロ種。当初、平塚製菓株式会社では、露地栽培を目指していたが、風や台風(強風と塩害)の影響により断念。
多くの困難と費用をかけて 風速50m以上でも耐えられる堅牢なビニールハウスを離島に建設し、栽培を開始した。ハウス内の気温は年中自然のままだが、夏季の強い日差しを遮るために、天井に伸展自在な日除けも備えている。
東京産カカオは年に2回収穫でき、5月が最初に訪れるメインの収穫期で、11月が2回目に訪れるサブの収穫期となる。
収穫されたカカオポッドは船便で平塚製菓株式会社の草加工場に届けられ、すぐにポッドを割り、カカオ豆を取り出して発酵作業が始まる。その後、乾燥作業を行う。苦みやカカオ感が強い品種だが、発酵により独特な香りを発するようになり、その後チョコレートに加工されると、酸味のあるフルーティーなテイストを感じられるようになる。
お問い合わせ先/ネスレ日本株式会社
https://www.nestle.co.jp/
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