イギリス沖で建設中「世界最大の洋上風力発電」初めての発電に成功

イギリスの巨大洋上風力発電

Photo by Dogger Bank Wind Farm

イギリスの沖で現在建設が進む洋上風力発電プロジェクト「ドッガーバンク」。そのうち1基の設置が完了し、初めての発電に成功した。

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2023.10.18
SOCIETY
学び

エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

長さ107mのブレードをもつ巨大洋上風力発電

イギリスの巨大洋上風力発電

Photo by Dogger Bank Wind Farm

ドッガーバンクウィンドファームがイギリスのヨークシャー沖で洋上風力発電の建設を進めている。全部で277基できる風力発電のうち、先日1基が設置され、発電を行った。

この風力発電は、高さ260m。そこに、長さ107mのタービンを有する巨大なもの。このタービンが一度回転するだけで、平均的な家庭で使う電力の2日分のエネルギーを生産できるといい、完成すれば世界最大規模の洋上風力発電となる見込みだ。

277基すべてが完成すると、容量は3.6ギガワット。イギリスの電力需要の5%をまかない、年間600万世帯にエネルギーを供給可能となるという。

洋上風力発電とは?

ここで改めて、洋上風力発電とはどのようなものか確認しよう。

洋上風力発電とは、海や湖に発電機を設置した風力発電のこと。風の力を利用して風車をまわし、それによって発電する仕組みだ。陸上に設置する場合は「陸上風力発電」、海や湖に設置する場合は「洋上風量発電」とよぶ。

洋上風力発電では、陸上に比べて安定的に強い風が吹くうえ、周囲に障害物もないため、発電しやすいというメリットがある。一方、陸上に比べると建設コストが高く、塩害などの被害も考慮しなければならない点がデメリットだ。だが、発電時にCO2を発生しない、再生可能エネルギーのひとつとして注目されている。

イギリスの電力のグリーン化を促進

本プロジェクトの主任を務めるアリスター・フィリップス・デイビス氏は「ドッガーバンクのプロジェクトは、イギリスのエネルギー安全保障や気候変動への取り組みにおけるリーダーシップの大きな後押しとなるだろう」と述べている。

またイギリスのリシ・スナク首相も「私たちのエネルギー安全保障が強化されるだけでなく、雇用の創出となり、電気料金の削減、さらにネットゼロに向けた軌道に乗ることができる」と、歓迎の意を表した。

この洋上風力発電は、2026年までに完成する予定だ。

※掲載している情報は、2023年10月18日時点のものです。

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