世界が厳しい暑さに見舞われるなか、地球温暖化を実感している人が多いだろう。そんな地球温暖化を引き起こす主な原因が、日常生活で排出されるCO2。でも、小さな工夫しだいで削減できる。今回は、三井不動産レジデンシャル等が現在開催している「くらしのサス活」キャンペーンのなかから、13のアイデアを紹介しよう。サステナブルな旅などの特典もある、地球にやさしいアクションだ。
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CO2は、生活のなかのちょっとした心がけで削減できる。「くらしのサス活」でリスト化されているアイデアは、どれも気軽に始められるものばかり。おまけに、うれしい特典付き。ぜひ、できるものから実践しよう。
冷房時の室温は28℃が推奨されている。扇風機やうちわなどを活用し、冷房以外の涼み方も取り入れよう。冷房時の室温を26℃から28℃にすると、約64.5kgのCO2を削減できる(冷房期間3.6ヵ月、1日9時間の使用で算出)。冷房代も節約でき、一石二鳥だ。【年間CO2削減量:約64.5kg】
※体感温度は人によって異なるため、室内にいる方の体調等を考慮し無理のない範囲で行おう。
エアコンフィルターの目詰まりを解消すると、空気が通り、エアコンが効きやすくなる。設定温度を下げなくても、効率よく空気を冷やせる。フィルターを定期的に掃除することで、無駄な消費電力を削減できる。しばらく掃除していない方は、ぜひきれいにしよう。【年間CO2削減量:約19.2kg】
食器洗いなど台所でお湯を使うときは、給湯温度を少し低めに設定しよう。40℃から37℃に見直すだけでも、年間約19.7kgのCO2を削減できる。必要なときにだけ、最低限のお湯を使うのもGOOD。お湯の使用頻度を減らすと、手荒れを防げる点もうれしい。【年間CO2削減量:約19.7kg】
火にかける前に鍋底をひと拭きするだけでも、CO2削減効果がある。鍋の底に水滴がついていると、水滴を蒸発させるために余計なエネルギーを消費してしまう。鍋を洗ったあとは、必ず水滴を拭き取ってから火にかけよう。【年間CO2削減量:約1.2kg】
鍋底からはみ出た炎は、鍋には伝わらず無駄になる。炎が鍋底からはみ出さないように、鍋の大きさに合わせて火力を調整しよう。強すぎる火力はCO2の排出につながる。ガス代の節約にもなって、家計も助かる。【年間CO2削減量:約19.5kg】
1秒でできる「ふたをする」アクションも欠かせない。鍋にふたをすると熱を逃さず加熱できるので、短時間で温めが完了し、ガスの使用量を減らすことができる。【年間CO2削減量:約11.4kg】
お風呂を沸かすときや入浴後など、ふたをこまめに閉めよう。お湯が冷めるのを防ぎ、過剰なエネルギーの使用をおさえられる。シャワーを出しっぱなしにしない、湯量を調整する、給湯器の電源オフなど、バスルームでできるほかのアクションもあわせて行おう。【年間CO2削減量:約44.8kg】
冷蔵庫の中身を整理して詰め込み過ぎないことも、 CO2の削減につながる。庫内の温度を保ちやすく、余計なエネルギーを使わない。また、冷蔵庫の中身を減らすと、何がどこにあるかがわかりやすくなり、家事の効率が上がるはず。賞味期限が近い食品を見逃しにくくなり、食品ロス対策にも◎。【年間CO2削減量:約21.4kg】
冷蔵庫を壁から十分に空けて設置すると、放熱の流れを確保でき、冷却効率を保てる。冷蔵庫を壁にぴったりつけているなら、すこしスペースをつくろう。また、冷却効率を低下させないために、ドアの開閉は極力短時間で。必要なものを決めてから、さっと取り出し、無駄な開け閉めは控えよう。【年間CO2削減量:約22.0kg】
保温タイプの電気ポットを使わない場合は、電源プラグを抜いておこう。使わないお湯を保温するのは、エネルギーがもったいない。必要なときに再沸騰させる方法がおすすめ。【年間CO2削減量:約52.4kg】
テレビをきちんと消すだけでも、CO2を削減できる。“なんとなくつけている”場合は思い切って消そう。このとき、リモコンではなく、主電源で消すことが重要。これだけで、約8.2kgのCO2を削減できる。【年間CO2削減量:約8.2kg】
テレビ画面の明るさや音量は、部屋の明るさや時間帯に合わせて調整しよう。明るすぎる画面や大きすぎる音量は、エネルギーを無駄にしている。省エネモードに設定すれば、年間約13.2kgのCO2を削減できる。見えにくいときは、まず画面の掃除をしてみよう。【年間CO2削減量:約13.2kg】
便利な洗濯乾燥機だが、濡れた衣類を乾かすためにかなりのエネルギーを使う。先に自然乾燥して、補助的に洗濯乾燥機を使うことで、削減できるCO2は年間で約192.6kgにもなる。こまめに乾燥せず、一定量をまとめて乾燥することもあわせて心がけたい。【年間CO2削減量:約192.6kg】
2023年8月31日まで「くらしのサス活」キャンペーンが行われている。ここで紹介した13のサス活リストを実践して、写真を撮ったら、専用フォームから送るだけ。地球環境について学べる豪華賞品も用意されているので、ぜひ応募して、「サス活」をくらしのなかに取り入れていこう。
応募期間:2023年8月31日(木)まで
応募方法:「くらしのサス活」を実践して、写真を専用フォームから送るだけ。
応募条件:「くらしのサス活」のうち、どれかひとつでも実践した方なら、どなたでもOK。
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