ニュージーランドが「生鮮食品用の薄いプラスチック袋」も禁止 世界で初めて

スーパーマーケットの生鮮食品売り場

Photo by Scott Warman on Unsplash

ニュージーランドでは2019年よりプラスチック製のレジ袋が禁止されているが、このたび、スーパーで野菜や果物を入れる薄いプラスチック袋も対象に拡大された。これは世界で初めてのことだ。

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2023.07.10
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エシカルマーケティングとは? メリットや実例をわかりやすく紹介

2019年のレジ袋禁止から、対象を拡大

ニュージーランド政府は、スーパーで野菜や果物などを入れるために使われる薄いプラスチック袋の使用について禁止することを発表した。

プラスチック製のレジ袋を禁止している国は増加しているが、生鮮食品用の薄いプラスチック袋は対象外だ。そのため、ニュージーランドは薄いプラスチック袋も禁止した世界で初めての国となった。

ニュージーランドでは、2019年よりプラスチック製のレジ袋の使用が禁止となっている。その結果、10億枚以上のレジ袋を節約できたという。

しかし、同国のレイチェル・ブルッキング環境副大臣は、「ニュージーランドでは、あまりにも多くのごみと、プラスチックごみを出している」と指摘。さらなるプラスチックごみの削減が必要として、今回の措置に踏み切ったようだ。これにより、年間1億5000万枚のレジ袋の削減につながるとみられている。

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日本ではまだ、薄いプラスチック袋は使用が認められているが、それもプラスチックごみを増やす原因のひとつだ。ぜひ、繰り返し使えるメッシュバッグなどの利用を始めてみてはどうだろう。

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※掲載している情報は、2023年7月10日時点のものです。

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