キッチンツール製造メーカー「Pampered Chef」が販売する「Reusable Wine Gift Bag」は、その役割を果たしたあと、鉢としてリユースできるワイン用ギフトバッグだ。パッケージにはヴィーガン素材を用いており、生き物にもやさしいアイテムとして注目を浴びている。
小嶋正太郎
農家 / 編集者
元ELEMINIST副編集長。2021年7月に東京から瀬戸内海に浮かぶ因島へと拠点を移す。高齢化で運営困難になった八朔・安政柑農園を事業継承し、農家として活動中。
プレゼントは、もらった側はうれしいけど、ギフトバッグやラッピング袋には最大の欠点がある。どんなに可愛くても、どんなにすばらしいセンスをしていても、最後の最後にはごみとなってしまうことだ。
レジ袋が有料化となったとなったばかりの日本では、まだまだギフトバッグやラッピング袋にまで注意は払われていない。でも、サステナブルな暮らしを送りたいなら、たくさんの人が気にしないところにまでこだわってもいいのでは?
たとえば、このような感じで。
Reusable Wine Gift Bag 5 1/2インチ x 14 1/2インチ 12ドル
家庭で使うキッチンツールなどを製造する「Pampered Chef」の「Reusable Wine Gift Bag」は、ごみにならないワイン用ギフトバッグだ。
商品上部は紙素材で、下部はホイルを使っているとのこと。
縁を外側に折り返して鉢にもできる
最大の特徴でもあるのだが、保冷機能が搭載されているだけでなく、少し大きめのサイズ感にデザインされていることで、ギフトバッグの役割を果たしたあとでも鉢としてリユースできるのだ。
そもそも環境問題が世界的な重要テーマになっている2020年において、サステナビリティは再利用を抜きには語り得ない。大量生産や大量消費に対する、ひとつの答えだろう。
「Pampered Chef」からは同じような考え方をしていることを感じ取れる。そこがいいとも言えそうだ。
「Reusable Wine Gift Bag」は、決して鉢に特化しているわけではない。植物を育てるには、物足りない部分もある。でも、メーカーの環境問題に対するスタンスとして、リユースの提案をしているのだ。
同製品が汚れの落ちやすい素材を採用しているところにフォーカスし、鉢以外にも通常のバッグとして使うこともおすすめしている。
ちなみに、その素材はヴィーガン仕様。動物性素材を使うこともなく、動物実験をすることもなく、地球と生き物にやさしいものづくりをしている。
「Reusable Wine Gift Bag」には、選べる色が2種類ある。シルバーとゴールドだ。どちらでもギフトバッグとしては申し分ないし、高級感を演出することもできる。おまけに、使い終わったあとにはリユース可能。
サステナブルな生活を送りたいなら「Pampered Chef」の提案を参考にして、違う商品をリユースしてみるのもいいかもしれない。
レジ袋の代わりにエコバッグを持つだけでなく、もっと地球のためにできることを探してみるのも楽しそうだ。
参照元/Pampered Chef
https://www.pamperedchef.com/
文・小嶋正太郎/編集・ELEMINIST編集部
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