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年末年始のおうち時間は、YouTubeの動画で環境問題や社会課題を学ぶ絶好の機会だ。この記事では、気候危機や食糧問題、自然環境、人権など幅広いテーマでチャンネルをチョイス。おすすめの動画は5分以内で視聴できるものを選んだ。空いた時間に効率よく学べるはずだ。
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エレミニスト編集部
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大切な地球に、何が起きているのかーー。この年末年始は、YouTubeを観ながらじっくり環境問題や社会課題について学んでみては? この記事では、専門機関や環境保護団体の公式チャンネルを厳選。チャンネルで公開されている動画のなかから、学びの入り口におすすめのタイトルをそれぞれピックアップした。
チャンネル登録者数 | 概要 |
2,890人(2022年12月28日現在) | 飢餓や食糧難に苦しむ多くの人々に、食糧供給を柱とした支援活動を行う「WFP国連世界食糧計画(World Food Programme)」。その多岐にわたる活動を知ることができる。 |
おすすめ動画
爆発的な人口増加が予測されるなか、いかに食料を確保していくか。現在の食料供給システムが抱える矛盾の解決と、環境問題も含めた、包括的な変革の必要性について触れられている。
チャンネル登録者数 | 概要 |
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7,290人(2022年12月28日現在) | 生物の多様性を保護するために不可欠な、地球温暖化防止活動を行う「世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature)」。すべての生命存続のための取り組みを知ることができる。 |
おすすめ動画
近年の生物類における個体数減少が示唆する、地球上の生命維持システムの危機的状況に関するレポート。「生命生活に直結する」という認識の重要性について報告されている。
チャンネル登録者数 | 概要 |
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3,200人(2022年12月28日現在) | 非政府組織(Non-Governmental Organization)ならではの目線で、自然環境、貧困などについて問題提起。個々の認識を深めることから活動を行っている。 |
おすすめ動画
アメリカの気候研究機関による分析に基づいた、日本各地の浸水や冠水被害のシミュレーション動画。気候・環境問題への危機意識を促している。
チャンネル登録者数 | 概要 |
1,660人(2022年12月28日現在) | 生きることに対する尊厳、自由、権利など、誰もが生まれながらに持ち合わせている「人権」に対する意識の啓発活動を行っている。 |
おすすめ動画
第二次世界大戦の復興のさなか、過去の歴史的反省の観点から、国連総会で採択された「世界人権宣言」。その成り立ちから意味や経緯について、詳しく知ることができる。
チャンネル登録者数 | 概要 |
954人(2022年12月28日現在) | 「フェアトレード・ラベル・ジャパン」は、農家や労働者がフェアな取引によって、正当な対価を得られるシステムの普及を図る。森林破壊の禁止、CO2排出量の削減など、環境整備にも尽力している。 |
おすすめ動画
環境に配慮した「フェアトレード基準」などの新しい概念について、また、その普及のため、フェアトレード製品へのさらなる理解が必要であることが示されている。
チャンネル登録者数 | 概要 |
1.91万人(2022年12月28日現在) | 国連事務局のグローバル・コミュニケーション局(DGC)の下、国連が行っているさまざまな活動について、広く理解を得るための詳細な広報活動を担当している。 |
おすすめ動画
かつての美しいサンゴ礁と海を取り戻すため、コロンビア政府が2021年にスタートさせたプロジェクトについて、2人の女性海洋生物学者らの真摯な取り組みを観ることができる。
それぞれの問題が影響しあっているため、環境問題はシンプルな解決が困難だ。しかしこのまま見過ごし続ければ事態は悪化する一方で、解決の方向へは決して向かわない。
まずは動画を観るなどして現状を知り、現実から目を背けない姿勢と、一人ひとりの正しい認識こそが必要とされているのかもしれない。
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