ファミリーマートは11月15日よりコンビニエンスウェアのデザイナー落合宏理氏監修のもとモバイルアクセサリーのパッケージデザインを一新し、同時に素材の見直しを図りプラスチックを削減した地球にやさしい仕様にリニューアルした。
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株式会社ファミリーマートは、昨年から取り組んでいる5つのキーワードの1つである、「『あなた』のうれしい」、「食の安全・安心、地球にもやさしい」の一環として、コンビニエンスウェアのデザイナー落合宏理氏監修のもとモバイルアクセサリーのパッケージデザインを一新し、11月15日(火)より、全国のファミリーマート約16,500店で発売を開始した。
使用用途ごとにUSBケーブルやコンセントのカラーリングを統一し、わかりやすさとデザイン性を両立した買いやすい売場に変更。iPhone用を“ネイビー”、Android用を“オレンジ”、マルチ/充電器本体を“イエロー”、イヤホンを“シルバー”のカラーリングに統一し、落合宏理氏監修のファミリーマート限定カラー「クリアライム」のライトニングケーブルも発売開始した。
USBケーブル商品にはケーブルを束ねる結束バンドが搭載されており、持ち運びや収納に便利な仕様にもこだわった。
デザイナーの落合宏理氏は次のようにコメントを寄せている。「みなさまの生活を支えるモバイルアクセサリーのパッケージデザインのリニューアルプロジェクトでは、環境配慮とさまざまな種類がある機器の使用用途をわかりやすいように配色と文字で差別化を意識したデザインにしました。
モバイルアクセサリーのパッケージデザインをさせていただけることは、私にとっても初めてのチャレンジで、ファミリーマートでも取扱される商品のため、トラブルや緊急用途でのお客さまにはポジティブな気持ちで商品をご購入していただけるようなデザインを心がけてこのプロジェクトを進めてきました。
我々のデザイン、想いを通して、みなさまがファミリーマートでモバイルアクセサリーを手に取っていただき生活の定番になっていくことが目標です」
今回のリニューアルでは、パッケージ素材を見直し、従来品に比べ年間で約1.6トンのプラスチック使用量を削減する見込みだ。また再生プラスチックを40%配合し、紙部分には古紙比率85%の再生紙を使用した。(一部商品を除く)
ファミリーマートは、これまでもさまざまな商品のパッケージにおいてプラスチックを削減する取り組みを行ってきた。「ファミマルKITCHEN」焼うどん・焼そばの一部容器においては2022年9月までに4.6%薄肉化し、バイオ素材の配合に変更。年間約12トンの石油系プラスチックの削減効果を見込んでいる。
「ファミマルKITCHEN」パウチサラダの包材変更は年間約4トン、「ファミマルKITCHEN」のサンドイッチの包材の形状変更は、年間約12トン、手巻おむすびの包材フィルムの一部変更は、年間約7トンの石油系プラスチックの削減効果を見込んでいる。
ファミリーマートは、2020年2月に「ファミマecoビジョン2050」を策定し、持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年および2050年に向けた中長期目標として「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」、「プラスチック対策」、「食品ロスの削減」の3つのテーマに基づき数値目標を設定している。
店舗運営に伴うCO2排出量については、省エネ型機器の導入により、店舗の電気使用量を抑制し、CO2排出の削減を進めるとし、2030年には2013年対比で50%、2050年には100%の削減を目指す。
オリジナル商品の環境配慮型包材・容器の使用割合については、容器・包材に植物を原料にしたバイオマスプラスチックや再生PETを配合するなど、環境配慮型素材の使用を進めるとし、2030年までに60%、2050年には100%を目指す。
なお、レジ袋等の用度品を含めた環境配慮型素材割合は2030年度までに70%の水準を目指すことも目標として掲げている。
食品ロスの削減については、商品の発注精度の向上や容器包装の改良等によるロングライフ化を進めることで、食品ロスの削減を推進。発生した食品廃棄物は、食品リサイクルループなどの取り組みにより資源の有効活用につなげていくとしている。
お問い合わせ先/株式会社ファミリーマート
https://www.family.co.jp/
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