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世界初、酒粕リユースの環境にやさしいクラフトジンから新作登場

エシカル・スピリッツ株式会社は、日本酒を生産する際に発生する酒粕を活用した「酒粕リユース・クラフトジン」シリーズの新作を発売した。米農家、日本酒蔵を巻き込んだ循環経済を目標に、酒粕リユースの他、耕作放棄地の活用を目指した取り組みを進めながら新しい商品開発を進めている。

2020.06.24

酒粕リユースのクラフトジンから新作フレーバー発売

「LAST EPISODE 0 -ELEGANT-」キービジュアル

エシカル・スピリッツ株式会社は、6月1日より酒粕リユース・クラフトジンの新商品「LAST EPISODE 0 -ELEGANT-」を発売した。ピンクペッパーとラベンダーを中心に、ローゼル、ハイビスカスを効かせた複雑で華やかな香りが特徴のフレーバー。容量は通常版の200mlと、たっぷり入った375mlの2サイズを展開している。

エシカル・スピリッツは、日本酒を生産する際に発生する副産物である“酒粕”を蒸留し、新時代のクラフトジンやウィスキーを生産する蒸留ベンチャーだ。「循環経済を可能にする蒸留プラットフォーム」をモットーに、世界オンリーワンかつナンバーワンのスピリッツブランドを目指している。

サステナブルな社会創りに関わることができるジン「LAST GIN EPISODE 0」

「LAST EPISODE 0 -ELEGANT-」

LAST EPISODE 0 -ELEGANT- 200ml 2,000円 / 375ml 3,000円

酒粕をリユースし、クラフトジン、ウィスキーを生産するプロジェクト「LAST GIN」の第一弾「LAST GIN EPISODE 0」シリーズ。

“飲む香水”をコンセプトにしたこのシリーズは、長野の銘酒「真澄」の酒粕、鳥取の千代むすび酒造の蒸留技術、エシカル・スピリッツ社のオリジナル・ボタニカルレシピをコラボレーションさせ、香り豊かなジンを造りあげている。

フレーバーを味わうことで、酒粕の大量廃棄の解消や、耕作放棄地の活用といった、サステナブルな社会創りに関わることができるこのシリーズでは2種類をリリース。3月に先行して限定発売した「LAST GIN EPISODE 0 -MODEST-」が好評を集め、今回新商品として「LAST EPISODE 0 -ELEGANT-」がシリーズに加わった。

農家と日本酒蔵を巻き込んだ循環経済で社会課題に挑む

米農家、日本酒蔵、エシカル・スピリッツの関係図

日本酒造りの工程において、使用される「酒造好適米」全体量のうち30-35%は酒粕となって残ってしまう。その酒粕は伝統的に粕漬けや粕汁など食品や飼料に利用されている。昨今ではチョコレートや化粧品など新しい利用方法も見かけるようになった。しかし前者の需要低迷とともに産業廃棄物として処理される酒粕も多くなっている。

エシカル・スピリッツはこのロスをなんとかなくしたいと商品開発を進めてきた。国内初のエシカル生産、消費に特化した蒸留所を開設し、サステナブルブランドとして社会問題に貢献していくことを目指している。

また、商品展開とともに目標として掲げるのは、同社、米農家、全国の日本酒蔵の三者による循環経済だ。全国の日本酒蔵で廃棄されるはずの酒粕を購入し、蒸留してジンやウィスキーを生産。そこで生まれた利益をもとに米農家から新米を購入し、米農家から日本酒蔵へ新米を納品してもらう。そこでまた生産が始まるというサイクルが生まれるのだ。

さらに取り組んでいるのが日本の農村部における耕作放棄地問題だ。その面積は1980年の12.3万haから2015年には42.3万haと3倍以上に増加している。耕作放棄地が増えると、田んぼの保水能力が減り、農村部での水害増加や、獣害、病虫害を引き起こし深刻な打撃をもたらす。

「LAST GIN」プロジェクトでは、酒造好適米を新たに生産委託し、中長期的にはその作付対象を耕作放棄地にしていく計画だ。事業計画通りに進めば、3年後には東京都内の農業で生計を立てている専業農家の耕作放棄地の約100%相当分を再生することができるとしている。

日本の伝統的食材である「酒粕」をリユースしたお酒の香りを楽しみながら、酒粕の大量廃棄の解消や、耕作放棄地の活用といったサステナブルな社会創りに関わってみるのはいかがだろうか。

問い合わせ先/エシカル・スピリッツ株式会社
https://lastgin.com/
※掲載している情報は、2020年6月24日時点のものです。