株式会社JR東日本クロスステーション フーズカンパニーは、9月26日から「ベックスコーヒーショップ」57店舗で、約15,000食限定の「国産ジビエ 鹿肉カレー」を販売している。野生鳥獣による農林業被害の深刻化に着目し、「地域再発見プロジェクト」の一環としての取り組みだ。
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株式会社JR東日本クロスステーション フーズカンパニーは、JR東日本グループが取り組む「地域再発見プロジェクト」の一環として、9月26日から「ベックスコーヒーショップ」ライスメニュー取り扱い店の57店舗で、約15,000食限定の「国産ジビエ 鹿肉カレー」を販売している。
鹿肉を粗く挽きソテーして使用することで、鹿肉の歯ごたえと旨味が感じられるスパイシーなカレーに仕立てた。野菜の甘みだけでなく、ポートワインとチャツネの甘味も加わり、鹿肉の旨味とマッチした深みのある味わいになっている。
鹿肉は牛肉と比べると高たんぱく質、低脂質(6分の1)で、エネルギーが半分といったヘルシーな食材だ。また、鉄分を多く含み、その量は牛肉の2倍。(農林水産省Webサイトより)
JR東日本グループが取り組む「地域再発見プロジェクト」の一環として、 JR東日本クロスステーション フーズカンパニーでは、 2010年よりジビエメニューの開発販売を行い、今年で13年目となる。
2010年には「信州食材フレンチおつまみ」を販売(当時は株式会社日本レストランエンタプライズ)、2011年には、東京・上野駅のカフェ店舗で「信州ジビエカレー」などを販売した。(当時はジェイアール東日本フードビジネス株式会社)
当時から「中山間地で野生鳥獣による農林業被害が深刻化している 」「捕獲された鳥獣肉の利活用率は低い」「日本における野生鳥獣肉のイメージは、臭くて固い」「調理方法がわからない」などのマイナスイメージが先行し、利活用には課題があった 。今年は国産鹿肉カレーを通じて、 ジビエ利活用の推進に取り組んでいくとしている。
国産鹿肉カレーは、一般社団法人日本ジビエ振興協会代表理事であり、長野県茅野市オーベルジュ ・ エスポワール オーナーシェフの藤木徳彦氏が商品を監修 。
一般社団法人日本ジビエ振興協会は「おいしいジビエを日本の食文化として普及させ、地域に貢献する」を理念に、各地でジビエ料理講習会やおいしいジビエのための解体講習会を実施している 。
現在も引き続き、お手軽レシピ提案、メニュー開発、調理・飲食店経営のアドバイス、加工品開発など、楽しむために新鮮な切り口のお料理を提案することも含め、食を核とした地域興しに尽力している。
消費者がジビエをいつでも安全・安心に 食すことができるように、農林水産省が2018年に「国産ジビエ認証制度」を制定した。日本ジビエ振興協会は、農林水産省から本制度の認証機関として登録を受け、食肉処理施設の審査を行っている 。
日本ジビエ振興協会の認証審査員は、全員獣医師の資格所有者。全国に13名登録されており、現役のと畜検査員やそのOB、ジビエを専門とする研究者で、シカやイノシシの解体処理時の衛生管理について専門知識をもっている 。
今回の「国産ジビエ 鹿肉カレー」は日本ジビエ振興協会の審査によって国産ジビエ認証を取得した商品で、さらに安心して食べることができる。
お問い合わせ先/ベックスコーヒーショップ
https://foods.jr-cross.co.jp/becks/
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