原材料に環境負荷の少ないりんごを使用 もりやま園から「えんシードル」発売

テキカカシードルで知られるもりやま園が新商品「えんシードル」を発売。青森が育んだりんごの品種「彩香」を環境負荷を最大限減らして栽培し、オリジナルの天然酵母と組み合わせてつくりあげた。甘味と爽やかさのバランスがとれた、後味さっぱりの仕上がりとなっている。

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2020.06.22
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テキカカシードルに続く新商品「えんシードル」発売

りんごとシードル

もりやま園株式会社は6月1日、環境負荷を少なく栽培した青森県弘前市産のりんごを使った「えんシードル」を新たに発売した。桃やあんずのような香りが特徴の品種「彩香」と自社農園天然酵母菌「MAY29」を組み合わせた爽やかなシードルだ。

もりやま園は、りんごづくり発祥の地である青森県の弘前で100年以上続くりんご園。伝統ある老舗農家でありながら、地域と農業の問題解決の研究を続けている。

2018年には自社栽培のりんごのうち摘果時に捨てられてしまう未成熟りんご「摘果果(テキカカ)」を使い、自社で醸造した「TEKIKAKA(テキカカ)シードル」を開発。りんごの栽培工程から生まれる「ロス」に価値を見出した取り組みが注目を集めた。

捨てるものから価値を生み出すチャレンジを通し、地域を巻き込んでの活性化を目指している。

環境負荷の少ない栽培で生まれたりんごと、オリジナル天然酵母のハーモニー

丸々と実ったりんご

今回の新商品「えんシードル」に使われているりんご「あおり9号(商標名:彩香)」は、優れた耐病性と、果実の間引きを楽にする自己摘果性を併せ持つにも関わらず、生産者にはなかなか定着してこなかった。

そこで、もりやま園では「彩香」を持続可能な農業に役立てるため、節減対象農薬と化学肥料をいずれも使用しない、極めて環境負荷の少ない特別栽培の実用化と、シードルの商品化に着手。2014年に500本の彩香の苗木を植え、2019年に初なりを迎えた。

甘味の中に爽やかな酸味があり、果汁はピンクがかったオレンジ色だ。後味はさっぱりしていて、他の品種をブレンドしなくてもバランスのとれたシードルをつくることに成功した。

えんシードルで乾杯しているカップル

さらに、地方独立行政法人青森県産業技術センター弘前工業研究所との共同研究により、自社のりんご園から何種類もの酵母菌を採取。そこからオリジナル天然酵母「MAY29」を選抜した。「彩香」と「MAY29」を組み合わせることで、りんご畑にそよぐ爽やかな風のように、ふわりと甘さが広がる味わいとなっている。

スタイリングされた「えんシードル」

えんシードル アルコール分5% 果実酒 750ml 1,800円

「地域と人と環境の“縁”の中で地域に豊かな“園”をつくる」という理念のもと、眠っている資源から新しい価値の創造を模索してきた「もりやま園」。えんマークに込められた味わいをぜひ試してみてほしい。

問い合わせ先/もりやま園
https://moriyamaen.jp/

※掲載している情報は、2020年6月22日時点のものです。

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