能登の伝統食材が詰まった「tefutefu (food)box」予約販売スタート 耕作放棄地の再活用も

モデルの森星氏がクリエイティブディレクションを担う「tefutefu,Inc.」が、12月22日から「tefutefu (food)box」の予約販売をスタートした。味噌や酢、納豆や野菜など、能登の食材がコンポストとして使用できるボックスに詰められて販売される。

ELEMINIST Press

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2021.12.27

能登の作物をボックスに 「tefutefu (food)box」の予約販売がスタート

実験をする森星

Photo by tefutefu,Inc.

モデルの森星氏がファウンダーとしてクリエイティブディレクションを行う「tefutefu,Inc.」が「tefutefu (food)box」(6,500円、税・送料込)の予約販売を12月22日にスタートした。

tefutefu (food)boxは、コンポストも可能なボックスに発酵食材やグランシェフ御用達の野菜などの食材を、全6種類パッケージしたものだ。

野菜や味噌、酢など

Photo by tefutefu,Inc.

伝統食材や能登の自然によってつくられた食材に光を当てており、例えば調味料としては木樽で10ヶ月以上熟成させた「かぶとみそ」、能登の輪島市にある築170年の古⺠家「茅葺庵」で手作業で樽熟させた「山ぶどう酢」などがラインアップ。

いわしに自然塩を加え1年以上発酵・熟成させた魚醤「いしる」は、大豆を使った一般的な醤油がつくられる前に、古くは古墳時代からつくられていたという説もあるものだ。

そのほかにも、ふぐの卵巣を塩漬と糠漬したものをベースに、糠を取り酒麹に漬けて低温で熟成させた「粕ふぐの子」は、創業300年の老舗でつくられる伝統美食。

石川県の河北潟干拓地と奥能登山是清の二つの農場でつくられた有機大豆を100%使用した「納豆」や、自然豊かな能登島で農薬も化学肥料もなるべく使わないエコ農法で収穫された「高農園」の「季節の野菜」など、ローカルと歴史の魅力が感じられる食材が詰め込まれている。

なお、食材の容器には再利用できる瓶を使用し、野菜の梱包には再生紙のクラフト紙を使用する予定。配送の際の段ボールもコンポストできるものを使用する予定だ。

耕作放棄地や遊休地を再活用するアクションもスタート

支援の仕組みを図示したもの

Photo by tefutefu,Inc.

「発酵に起因する豊かな伝統食文化を残し、世界農業遺産に選ばれた里山里海文化、さらに日本の禅の発祥地のひとつとして禅文化を現代に継承している能登に魅了された」というtefutefu。

tefutefu (food)boxの販売を通した地域産業の活性化のほか、能登の耕作放棄地や遊休地を再活用するアクションもスタートしている。ユーザーから「サポートフィー」を集めることで、地域の応援につながるサービスを提供するというものだ。

現在は金額に応じて、耕作放棄地を活用した「tefutefu farm」の収穫物の提供や各種サービスの利用が優待される。今後もサポートフィーに伴って、アクションやサービスを充実していく予定だ。

tefutefu (food)boxの予約販売は、特設サイトにて受け付けている。またファーストオーダー特典として、先着50名にtefutefuスタッフが育てた千枚田の米がプレゼントされるキャンペーンも実施中だ。

お問い合わせ先/tefutefu,Inc.
https://tefutefulab.com/ja

※掲載している情報は、2021年12月27日時点のものです。

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