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アパレルブランド「アーバン・アウトフィッターズ」が、中古服を売買できる新サービス「ヌーリー・スリフト」を2021年秋にローンチする。同社は洋服のレンタルサービスを2019年より展開しており、リセール事業との組み合わせで、中古ファッションを楽しむループの構築を目指す。
染谷優衣
フリーランスライター
YouTubeのThrift Filp動画をきっかけにサステナブルに興味を持つ。最近は洋服のリメイクを勉強中。リサイクルショップで掘り出し物の古着を見つけるのが好き。
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アメリカ発のアパレルブランド、アーバン・アウトフィッターズは2021年8月24日、誰でも自由に中古服を売買できるリセール向けの新サービス「ヌーリー・スリフト(Nuuly Thrift)」を2021年秋にローンチすると発表した。
ヌーリー・スリフトで売買できるのは、レディス、メンズ、キッズのファッションとファッション小物。ブランドは問わず、アーバン・アウトフィッターズ以外のアイテムでも出品できる。
出品者は商品が売れると、銀行口座への振り込みまたは、ヌーリー・スリフトや同社傘下の店で使用可能な「ヌーリー・キャッシュ」で代金を受け取る。
ヌーリー・キャッシュは、販売価格の10%割増しで支払われる。例えば、商品が100ドルで売れた場合、110ドル分のヌーリー・キャッシュを受け取ることになり、ヌーリー・スリフトの利用を促進する。
アーバン・アウトフィッターズでは、サブスクリプション型レンタルサービス「ヌーリー・レント(Nuuly Rent)」を2019年より展開。月額88ドルで、好きなファッションアイテム6点をレンタルできるサービスだ。
同社がアパレルのレンタル事業に加え、姉妹サービスとしてヌーリー・スリフトをローンチしリセール事業を行う狙いは、一つひとつの服の寿命を伸ばすことにある。
レンタルに使われた中古服をヌーリー・スリフトで販売。その服を購入した消費者はヌーリー・レントの存在を知る。このようなサイクルを、ヌーリー・キャッシュで促進し、中古品でファッションを楽しむループを構築していく。
また大手アパレル企業がリセール事業に参入する意義も大きい。アパレルブランドは新しい服をつくることが、大前提だった。だがアーバン・アウトフィッターズの中古売買市場参入の動きは、アパレル業界に風穴を開けるきっかけになるかもしれない。
なお、ヌーリー・レントはアメリカでのみ展開されており、ヌーリー・スリフトも同様に、主にアメリカ在住者向けのサービスになるものとみられる。
参照リンク
※URBN to Launch Nuuly Thrift, A Resale Marketplace to Buy and Sell Women’s, Men’s and Kids’ Apparel and Accessories|Urban Outfitters, Inc.
http://investor.urbn.com/index.php/news-releases/news-release-details/urbn-launch-nuuly-thrift-resale-marketplace-buy-and-sell-womens
※Nuuly
https://www.nuuly.com/
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