EUで7月3日から一部の使い捨てプラスチックが使用禁止に ガイドラインも発表

EUの旗

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2019年にEUで可決された「使い捨てプラスチック流通禁止指令」が導入される7月3日に向けて、ガイドラインが発表された。綿棒の軸、カトラリー、皿、ストロー、マドラー、風船の棒、発泡ポリスチレン製の一部の製品(カップ、食品・飲料容器)、全オキソ分解性プラスチック製品が対象だ。

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2021.06.18
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EUが一部の使い捨てプラスチック禁止に向けてガイドラインを発表

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2019年にEUで可決された「使い捨てプラスチック流通禁止指令」が導入される7月3日に向けて、導入に関わるガイドラインが発表された。

ガイドラインには、「使い捨てプラスチック流通禁止指令」の主要な定義と、適用範囲内・適用範囲外と見なされる製品の例が示されている。

適用範囲となるのは、すでに手ごろな価格の代替品があるプラスチック製品だ。具体的には以下のような商品が挙げられている。

・綿棒の軸
・カトラリー
・皿
・ストロー
・マドラー
・風船の棒
・発泡ポリスチレン製の一部の製品(カップ、食品・飲料容器)
・オキソ分解性プラスチック製のすべての製品

その他のプラスチック製品*については、異なる措置が適用される。

*
・漁具
・使い捨てのビニール袋
・ボトル、すぐに消費される飲料や食品の容器
・パケットや包装紙
・タバコのフィルター
・衛生用品、ウェットティッシュなど

このガイドラインは法的拘束力を持つものではなく、新しいルールがEU全体で正しく均一に適用されることを目的としている。

EUの「使い捨てプラスチック流通禁止指令」とは

海岸

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EUは、「使い捨てプラスチック流通禁止指令」の導入によって、廃棄物発生量の削減と、欧州の海岸で発見される使い捨てプラスチック製品と漁具への取り組みを行い、循環型経済への移行と持続可能な代替手段を促進する狙いだ。

プラスチックは、EUおよび世界中の海、海洋、海岸に蓄積され、海洋生物と人間の健康に深刻なリスクをもたらしている。

海洋ごみの80%以上はプラスチックで、使い捨てプラスチック製品は、一度・短期間だけ使用して捨てられる。そのため、再利用可能な製品よりも海に捨てられる可能性が高い。

欧州グリンディールの副代表フランス・ティメルマンス氏は次のように述べている。

「使い捨てプラスチックの使用を減らすことは、人々の健康と地球を守ることにつながる。EUの規則は、海洋ごみに対処するための画期的な成果だ。持続可能なビジネスモデルを刺激し、使い捨てよりも再利用が優先される循環型経済にも近づける。欧州グリーンディールは、自然環境を保護・回復すると同時に、企業の技術革新を促すものだ。」

出典:Circular economy: Commission provides guidance for harmonised application of Single-Use Plastic rules and advances on monitoring of fishing gear
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_21_2710

※掲載している情報は、2021年6月18日時点のものです。

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