自宅でできる「醤油のつくり方」をInstagram Liveで紹介　「育てる醤油」の開発者・多田さんがレクチャー

５月13日20:00より、ELEMINISTはInstagram Liveにて自宅でできる醤油のつくり方を紹介する。ゲストは、手づくり醤油キット「育てる醤油」を販売する「今しぼり」の代表 多田晃さん。

当日は、昔ながらの“手づくりの暮らし”を取り戻す楽しさや、無意識のうちに体に添加物を摂り入れてしまうことの意味などを紹介予定。なによりも注目すべきは、多田さんが「育てる醤油」を使用した醤油のつくり方をレクチャーしてくれる点だ。

とはいえ、まだ「育てる醤油」を知らない人もいるはず。誰もが簡単に醤油づくりをできるキットについてふれつつ、Instagram Liveにて語られる内容を一部紹介したい。

長い時間をかけて丁寧に醤油をつくる

「育てる醤油」は、化学的な保存料・安定剤・香料・化学調味料は一切使わずに、国産の大豆と小麦による醤油づくりを楽しめるキットだ。もちろん、対象は初心者。わかりやすい説明書も含めて、醤油をつくる際に必要なものがすべてそろっている。

「昔は各家庭で味噌をつくっていたように醤油も手づくりしていました。手づくりキットは、そんな暮らしを取り戻すためのツールでもあります。伝統的な暮らしには、現代のような便利さはないかもしれませんが、楽しさもあるのです。たとえば、より季節を意識しながら生きられるようになること。冬の寒さや夏の暑さを感じながら醤油をつくっていくので、自然の存在が身近になるでしょう」（多田さん）

「育てる醤油」を購入してから実際に食卓で使えるようになるまでは、約１年かかる。スーパーやコンビニに置かれている醤油を購入することに慣れてしまったら、とてつもなく長く感じるかもしれない。

とはいえ、醤油をつくるには時間がかかるということに改めて気づける点で、この手づくりキットは私たちの意識を変えてくれるはずだ。

「便利な社会で生きているのであれば、その背景も知っておく必要があります。化学調味料の使用について考え直してみるのもいいかもしれません。便利にはなったかもしれませんが、見方を変えれば、私たちは天然ではないものを体に摂り入れるようになっているのです。これは自然界では人間だけにみられる行動です。近い将来、どんな影響が出てくるのでしょうか？ ひとつのことだけを考えるのではなく、常に対極の考え方も持っておきたいですよね」（多田さん）

地球上の生物はすべて天然のものを食べている。こうした状況を踏まえ、多田さん率いる「今しぼり」は有機の大豆や小麦、塩を使うことにこだわっている。

「あまり知られていないかもしれませんが、無農薬で大豆を育てるのは難しい。もちろん生産量は安定しませんし、なによりも動物たちに狙われやすいのです。化学的な味がしない大豆は、彼らにとって最高の食べ物ですから（笑）」（多田さん）

「育てる醤油」は、そんな大豆を使った醤油麹を水300ccと混ぜ合わせ、発酵させていくことで醤油が完成する。ビンの底には塩が溜まりやすいので、定期的に底から混ぜ込むのも忘れないようにしよう。

最初の１週間は毎日、その後１ヶ月は週に１回、以降夏を越すまで１〜２週間に一度混ぜる。混ぜ忘れても、産膜酵母が白い膜が張っていたら、混ぜるサインだ。

Instagram Liveで「醤油づくり」を実演

Instagram Liveではこうした説明を含め、言葉だけでは伝えきれない多田さんの想いを紹介する予定。まだ「育てる醤油」を持っていない人も楽しめる内容になっているので、興味が少しでも湧いてきたら、ぜひ視聴してほしい。

繰り返しにはなるが、５月13日20:00よりELEMINISTのInstagramアカウントにて配信する予定だ。