寛政元年より約230年続く「井上酒造」から、再生可能エネルギーと耕作放棄地を活用した日本酒「推譲」が発売された。耕作放棄地を活用したソーラーシェアリング型発電所「おひるねみかん発電所」の電力と米を使っている。「みんな電力株式会社」によって、電力の産地証明もなされている。
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推譲 1,650円(税込)
寛政元年より約230年続く神奈川県の「井上酒造」より、再生可能エネルギーと耕作放棄地を活用した日本酒「推譲」が発売された。
推譲は「おひるねみかん発電所」の太陽光パネルの下で生産した米を原料としており、製造工程においても同発電所の電力を利用している。
おひるねみかん発電所は、全国に約42.5万haあるといわれる耕作放棄地を活用したソーラーシェアリング型発電所で、CO2を排出しない太陽光発電を行っている。
パネル下の米の栽培には、農薬や除草剤を一切使用せず「キヌヒカリ」という食用米を自然栽培しており、昨年は330kgも収穫している。
電力供給を担当する「みんな電力」は、ブロックチェーン技術を活用したP2P電力トラッキングシステムを用いて電力の“産地証明”を行っている。原材料だけでなく、使用しているエネルギーの顔も見える商品だ。
井上酒造 代表取締役 井上寛氏
井上酒造の代表取締役、井上寛氏は今回の取り組みへの思いを次のように語っている。
「日本酒は米といい水がなければ造ることができません。言い換えれば、農業と環境保全が磐石でないと日本酒造りはできなくなります」
井上酒造
推譲
1,650円
※2021.04.14現在の価格です。
お問い合わせ先/みんな電力株式会社
https://minden.co.jp/
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