時間や場所を問わず、手軽に聞くことのできるポッドキャスト。エシカルな領域においても近年おもしろい番組が集まってきている。この記事では、エシカルを学びたい、学びを深めていきたいという方に向けて、おすすめのポッドキャストを5つ紹介する。
ELEMINIST Editor
エレミニスト編集部
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『エメラルド プラクティシズ』は、俳優・環境活動家のTAO氏とモデル・環境活動家の小野りりあん氏が主宰するポッドキャストだ。多様なゲストを招いて「よりグリーンな暮らし」をガイドしており、1月15日にシーズン2を迎えた。
シーズン2の初回となる第16回目の放送では「2021年もグリーンに生きる!」をテーマに、日本の大手銀行とそれにまつわる化石燃料発電への投資問題、新型コロナウィルスとアニマルライツの関係、そしてますます分断が深まる2021年をどうサステナブルに生きるか?をテーマにトークが繰り広げられる。
そのほかにもファッションと環境負荷の関係や、菜食主義「ヴィーガニズム」への素朴な疑問、気候変動の基礎知識など、エシカルな暮らしを取り入れたいビギナーにとっても入りやすいコンテンツが揃っている。
今後は、さらに深掘りしたテーマを取り上げ、グリーンな暮らしについて考えていく予定だという。
古着屋「DEPT」のオーナー、eri氏と書籍『weの市民革命』を上梓したことでも知られる文筆家、佐久間祐美子氏による『もしもし世界』は、より自分たちの暮らしと世界/地球の関係を考えるポッドキャストだ。
トークテーマは環境のことからセルフケアのことまで多岐にわたる。また、グリーンウォッシングな企業が増えるなか、フェイクニュースとの向き合い方などもテーマに加わっているのも興味深い。
またスピリチュアルなテーマとの向き合い方に語った回では、宗教や陰謀論といった事柄まで話題がおよぶ。環境思想は得てして似非科学や陰謀論との距離も近く、情報を受け取る側のリテラシーが求められることも多い。
「うさんくさい」と逃げることなく、セルフケアとしてのスピリチュアリティと、それ以外を切り分けて考えるためにも重要になってくる視点だろう。
モデルの長谷川潤氏による『glenwood "HEART TO HEART"』は、各業界の専門家を招いて、さまざまなテーマを掘り下げていく番組だ。ゆるっとした語り口ながら内容は骨太。
「エシカル協会」を主宰する末吉里花氏と“エシカル”に一から向き合った「第18回 The Ethical Movement」から、女性ホルモン専門家、西村留美氏との月経前症候群「PMS」について実体験を交えた「第24回 PMS」など身近な疑問に答えてくれる回も多い。
そのほかにもサウンドヒーリングやヨガ、お金の管理の仕方など、暮らしをより豊かにするためのコンテンツも豊富だ。テーマに「心と心を通わせる場所」とあるように、環境や他者、なにより自分も大切にする暮らしを送るためのヒントが詰まっている。
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