The Tea Company株式会社は、有機栽培、農薬不使用栽培の日本茶葉にこだわり、さまざまな日本茶の楽しみを提案している。2020年5月1日、ティー カンパニーから「有機抹茶」が発売された。
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有機栽培、農薬不使用栽培の日本茶葉にこだわり、さまざまな日本茶の楽しみを届けてきたティー カンパニー。2020年5月1日、新しい商品として有機抹茶が登場した。
鹿児島霧島の雄大な大自然で育てられた有機抹茶は、体のなかに染み渡る柔らかなうま味と爽やかな味わいが魅力。The Tea Companyの茶師 三木雄貴秀氏が、さまざまな抹茶を飲み比べ、厳選したものだ。
緑茶にはカテキン、テアニン、ビタミンB、C、Eなど健康に有用な成分が含まれている。しかし、煎茶のように急須で淹れたお茶の場合、緑茶成分の約30%しか有用な成分を摂ることができない。
ビタミンE、βカロテン、クロロフィル、食物繊維などの有用成分をカラダに摂り入れるためには、茶殻をすべて食べなければならなくなる。緑茶の有用成分をすべて吸収するためには、抹茶が最適であり、なかでも有機抹茶は、世界的な健康志向を背景に、現在需要の高まりをみせている。
化学肥料や農薬を使用する従来型栽培のお茶は、たしかにうま味の強いおいしいお茶ができるが、自然環境や人のカラダへの影響はどうだろうか。ティー カンパニーはこの疑問を解決するため、さまざまな文献を探し、有機栽培のお茶農家を訪問した。
そこでわかったことは、有機栽培の農家の家族に、かつて農薬で体調を崩したことのある人が少なからずいるという現実だった。さらに化学肥料により、本来は土壌内にある有機物が減少。微生物や菌類がいなくなり土壌が固く痩せ、土の保水性、排水性、保肥性などが芳しくないこともわかった。
近代農業を続けるほど、土壌は痩せ、化学肥料なしでは作物が育たない土地になってしまう。土壌中の化学物質は、簡単には消えず、自然環境や人体への影響を考えると、次世代の人たちの健康にも影響を与えるだろう。
実は、日本で生産された緑茶のほとんどは、EUにおいて「残留農薬(食物に残った農薬)」の基準値を超え、認可されていない農薬を使用しているため輸出ができない状況にある。そうした現状を見つめ、The Tea Companyは少しでも安心でおいしいお茶を届けたいと、有機栽培、農薬不使用栽培の茶葉にこだわっている。
有機抹茶(30g)1,200円
有機抹茶(30g)・茶筅セット(ギフトBOX入り)2,800円
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