12月3日にユニセフ(国連児童基金)が「子どもたちのための人道支援報告書2021年」を発表した。この支援では、過去最高の要請額となる64億米ドルの資金が必要だという。
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12月3日、ユニセフ(国連児童基金)は1億9,000万人以上の子どもを含む3億人の人々に、2021年末までに不可欠な支援を届けるための人道支援計画を盛り込んだ「子どもたちのための人道支援報告書2021年」を発表した。
子どもたちのための人道支援報告書2021年では、以下の子どもたち、人々への支援計画を述べている。
・1億4900万人の女性と女の子、740万人の障がいのある子どもたち
・630万人の子どもたちに重度の急性栄養不良の治療を実施する
・2740万人の子どもたちにはしかの予防接種を提供する
・4500万人の人々が、飲料水、調理、衛生的な生活のために安全な水を利用できるようにする
・1920万人の子どもたちとその保護者に、メンタルヘルスと心理社会的支援を提供する
・1700万人の子どもと女性に対し、ジェンダーに基づく暴力のリスク軽減、予防、対応のための支援を提供する
・9330万人の子どもたちに、幼児期の学習を含む公式または非公式の教育を提供する
・960万世帯に給付金支援を行う
またユニセフは、この支援では過去最高の要請額となる64億米ドルの資金が必要と訴えた。
これは、2020年の要請額から35%増加し、長引く危機と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックのなかで、世界的に拡大する人道支援ニーズを反映したものだ。
ユニセフは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応の一環として、不利な立場にある子どもやその家族にも公平にワクチンを届けるため、大規模な供給・調達計画を進めている。
これには主要な航空会社や運送業者との調整が含まれており、入手可能になりしだい世界92カ国以上にワクチンを届けられるよう、その取り組みを強化。
また、注射器の事前配置、誤情報への対策など、各国政府のワクチン準備を支援するための取り組みも共同で主導している。
お問い合わせ先/日本ユニセフ協会
https://www.unicef.or.jp/
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