自然栽培で育てらた「羽咋米(はくいまい)」が限定販売 地域全体で未来へとつなぐ農法に注目

炊飯された羽咋米のご飯

「合同会社ばとん」が、石川県羽咋(はくい)市で無農薬、無肥料、無除草剤という自然栽培で育てられた「羽咋米(はくいまい)」を「全国連携マルシェ」ブースにて限定販売する。12月5日と6日に東京都港区で開催され、新米の精米と玄米をそれぞれ販売する予定だ。

ELEMINIST Press

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2020.12.01

農薬、肥料、除草剤一切不使用の「羽咋米(はくいまい)」

炊飯された羽咋米の白米

「合同会社ばとん」が「羽咋米(はくいまい)」の新米の精米と玄米を、12月5日と6日に東京都港区で開催される「全国連携マルシェ」ブースにて限定販売する。

羽咋米は、石川県羽咋市で、肥料・農薬・除草剤・堆肥を使わずに育てられた自然栽培のお米だ。JAや行政、地元の生産者が三位一体となって自然栽培に取り組んでいるお米であり、地元の学校給食でも提供されている。

農園など生産者単位で自然栽培に取り組んでいるところはあるが、地域全体で取り組んでいるのは全国でも珍しい事例だ。

土の力を最大限に活用する自然栽培

神子原の棚田風景

自然栽培とは、農薬や肥料を一切使用せずに作物を育てる農法のこと。

苗がしっかり土に根を張るように、温かくてやわらかい、水もちや水はけのいい土づくりを目指すことで、「土とタネに本来のちからを発揮してもらえるように人がお手伝いをする」という姿勢の農法だ。

俯瞰で見た神子原の美しい棚田

米づくりで化学肥料を使用すると、田んぼに住む虫たちにも化学肥料が入り込む。

すると、その虫たちを餌にする鳥たちにも化学肥料が入り込むため、食物連鎖の大部分に化学肥料が入り込むことになる。

羽咋市で自然栽培の取り組みを進めた結果、2013年には43年ぶりにトキが羽咋市の田んぼに飛来した。

合同会社ばとんは、持続可能な農業と人間社会という観点に立ったとき、自然栽培が選択肢の一つとなるのではないかと考えているという。

全国連携マルシェ

詳細

港区芝浦地域における「生鮮食品」の不足という課題を「全国各地域との連携の力」で解決する新たな取組として、港区の主催で平成30年度から開催されているマルシェ

会場

プラタナス公園

住所

〒105-0023 東京都港区芝浦4丁目20−56

開催日時

2020年12月5日 11:00 〜 2020年12月6日 16:00

開催予定状況

予定通り開催

主催者

港区、全国連携マルシェ実行委員会

お問い合わせ先/合同会社ばとん
https://llcbaton.co.jp/

※掲載している情報は、2020年12月1日時点のものです。

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