デンマークのテーブルウェアブランド「ロイヤル コペンハーゲン」から今年もイヤープレートが登場。1908年に初年度版がつくられてから、1枚も欠かさず制作されてきたイヤープレートは、時の重みを感じて大切に使いたくなる。ブランドマネージャーの品川氏に、おすすめの5枚を選んでもらった。
ELEMINIST Press
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イヤープレート2021年版 13,200円
もうそろそろクリスマスギフト選びがはじまる時期。今年は趣向を変えて、エシカルなアイテムを贈ってみてはいかがだろうか?
エレミニストが提案するのは、人々に長く愛され続けるブランドのバックナンバー品。トレンドのシーズンアイテムらしい真新しさや派手さはないかもしれないが、長きに渡って愛され続けるだけの普遍的な価値がある。
古く上質なもの手元に残し、後世に受け継ぐーー。そんな未来志向のアイテムとしておすすめしたいのが、デンマークのラグジュアリーテーブルウェアブランド「ロイヤル コペンハーゲン」の「イヤープレート」だ。
初年度版がつくられたのは1908年。その後100年以上もの間、世界中の食卓を彩ってきた。
コバルトブルーの陰影を際立たせたデザインは、当時から続くアンダーグレイズ技法によって表現されている。数種類並べて飾れば、部屋のインテリアとして空間に花を添える。
これまでに登場したイヤープレートは、オンラインショップで購入が可能だ。出産祝いや両親への贈り物に、生まれ年、人生の節目など思い出の年の1枚を選んで贈るのもすてきだろう。絵画作品を選ぶように絵柄で決めるのもいいかもしれない。
この記事では、ロイヤル コペンハーゲン ブランドマネージャーの品川氏が選んだおすすめのプレート5選を紹介しよう。
ロイヤル コペンハーゲン
イヤープレート 1908年版 / 明治41年
1,540,000円
※2020.11.12現在の価格です。
まず1つ目は、初年度版であり今年で112年目を迎える1908年版。かなり貴重な1枚で、いまよりも小さなサイズに聖母子像が描かれている。
ロイヤル コペンハーゲン
イヤープレート 1945年版 / 昭和20年
209,000円
※2020.11.12現在の価格です。
天使が雪のなかから芽を出すクリスマスローズを見つめている絵柄は1945年版。第2次世界大戦が終わり、デンマークに平和と自由が訪れた最初のクリスマスへの想いが込められている。
ロイヤル コペンハーゲン
イヤープレート 2000年版 / 平成12年
16,500円
※2020.11.12現在の価格です。
21世紀最初のクリスマスとなった2000年版は、開かれた扉からこぼれる明るい光がモチーフ。デンマークの伝統的なオーナメントを手にした兄弟が描かれており、あたたかな家庭の幸せを大切にするデンマーク人の心が伝わってくる。
ロイヤル コペンハーゲン
イヤープレート 2010年版
126,500円
※2020.11.12現在の価格です。
2010年版は、ホッキョクグマの親子が描かれている。2010年は前年12月に開催された第15回気候変動枠組条約締結国会議にて取り決められた「コペンハーゲン合意」に基づき、各国が新たな排出削減目標などを策定し行動に移し始めた年。
環境保全の大切さを訴えたこの1枚は、特別版が制作され、売り上げの一部が国際的な環境保全団体の「WWFジャパン」に寄付された。
ロイヤル コペンハーゲン
ヘリテージプレート 2020年特別版
16,500円
※2020.11.12現在の価格です。
そして最後にセレクトされたのは、2020年特別版。オリンピック開催を予定していた2020年は、東京にとって新たな旅立ちの年だった。伝統と革新を繰り返して来た歴史を祝し、1908年に始まった東京駅の歴史になぞらえ、東京駅と近代的なビルとが並ぶ光景を描いたもの。このデザインは、日本限定プレートとして発売された。
これらのように、ロイヤル コペンハーゲンのイヤープレートには、それぞれの時代の温度感や想いが焼き付けられている。20年代の最初を飾る今年、それぞれの未来に向けて受け継いでいきたい1枚を見つけてみてはどうだろう。
年や人生の節目ごとに大切な人や家族と、イヤープレートを見て・使うことで、それぞれの時代や社会について考えることができたらすてきではないだろうか。
問い合わせ先/ロイヤル コペンハーゲン
https://www.royalcopenhagen.jp/
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