2002年8月26日から9月4日にかけて、南アフリカのヨハネスブルクで行われた「持続可能な開発に関する世界首脳会議」において採択された政治宣言。
この会議は、1992年にリオ・デ・ジャネイロで行われた国連環境開発会議にて採択された「アジェンダ21」の決議内容を実行に移すための、より具体的な目標設定などについて議論するため開催された。
ヨハネスブルグ宣言は、これからの持続可能な開発に向けた、世界各国の首脳の考えを示すことを目的としたもので、世界各国が衛生的な生活環境、安全な水、安定したエネルギーや食料の供給などに取り組むことを宣言している。
会議期間中は約100名もの各国首脳をはじめ、各国のNGOや企業の代表者、それに各地の先住民など、2万人以上の参加者が出席した。
日本からは、当時の首相小泉純一郎氏が参加。黄熱病の研究に献身した野口英世を例にあげ、地球の未来を担う優秀な人材を育てるためには教育分野への投資が重要だと訴えた。
当会議では宣言のほかに、持続可能な開発を進めていくための指針である「実施計画」も採択された。日本の計画の概要は次のとおり。