国際ジャーナリスト、ナオミ・クライン氏の新著『地球が燃えている』が11月16日に日本でも刊行される。気候問題の打開策として彼女が提言する「グリーン・ニューディール」の実現可能性とは?
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国際ジャーナリスト、ナオミ・クライン氏の新著『地球が燃えている――気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提言』が11月16日に日本でも刊行される。
彼女がこの10年、もっとも重視してきたのが気候変動問題だ。
産業革命以降、化石燃料の大量消費により、地球大気は約1℃上昇し、このままでは今世紀中に3~4℃の上昇を招くといわれている。
そして、その影響は、毎年のように発生する巨大台風や水害を通じて我々にも実感できるレベルになり、世界中で砂漠化や海面上昇、熱波や大規模な森林火災などが多発している。
「地球が燃えている」では、気候変動がこのまま進行すれば人類存続の危機が訪れると警鐘を鳴らしている。また、この危機に対して国際社会がどのような行動をとり、またとれなかったのか、その根本原因を追究している。
こうした危機の打開策として、彼女が提唱するのが「グリーン・ニューディール」だ。
これは、1930年代、大恐慌から脱却するため米国でとられたニューディール政策をモデルにしたもの。
再生可能エネルギーへの大規模な社会的投資や、脱炭素化の達成など、持続可能社会の基盤となる産業・雇用・インフラ・教育から芸術活動まで含めた変革のビジョンを示している。
12月1日には、彼女を招いたオンラインシンポジウムの開催が決定している。「米国大統領選挙後の世界と気候危機の処方箋」をテーマに、気候危機への対応などについてインタビューが行われる。詳細はこちらから。
大月書店
地球が燃えている 気候崩壊から人類を救うグリーン・ニューディールの提言
2,600円
※2020.11.11現在の価格です。
お問い合わせ先/大月書店
http://www.otsukishoten.co.jp/
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