
サントリーグループの「サントリー登美の丘ワイナリー」が、生産研究拠点として初めて「自然共生サイト」に認定された。「サントリー 天然水の森」3区域も新たに認定され、認定区域は企業最多の計12区域となった。

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サントリーグループは、「サントリー登美の丘ワイナリー」について、2026年10月30日(金)に「自然共生サイト」の新規認定を受けた。生産研究拠点での認定は、同グループとして初となる。
また、水源涵養林「サントリー 天然水の森」についても、近畿エリアの3区域が新たに認定された。今回の4区域の新規認定により、同グループの認定区域数は企業として最多となる計12区域となっている。
サントリー登美の丘ワイナリー
山梨県甲斐市大垈(おおぬた)※甲斐市内初の「自然共生サイト」認定区域
サントリー 天然水の森 きょうと南山城(みなみやましろ)
京都府木津川市/綴喜郡井手町/相楽郡和束町/相楽郡笠置町/相楽郡南山城村
サントリー 天然水の森 おおさか島本
大阪府三島郡島本町字尺代/大沢/山崎
サントリー 天然水の森 天王山
京都府乙訓郡大山崎町
近年、生物多様性の損失は気候変動と並ぶ地球規模の課題として認識されている。2022年のCOP15(生物多様性条約第15回締約国会議)では、生物多様性の損失を食い止め回復軌道に乗せることを目指す「ネイチャー・ポジティブ」が新たな国際目標として掲げられた。2026年7月には国内で「GLOBAL NATURE POSITIVE SUMMIT 2026」が開催されるなど、ネイチャー・ポジティブへの機運は国内外で一層高まっている。
「自然共生サイト」とは、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する制度。国内の「30by30」達成に向けて2023年度に創設され、2025年度には「地域生物多様性増進法」の施行により法制化された。
※30by30は、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする実行計画

ワイナリー内で観察されたオオムラサキやフクロウ
サントリー登美の丘ワイナリーは、1909年に登美農園として開園して以来、南に富士山を仰ぎ、眼下に甲府盆地を望む地で、100年以上にわたり〝登美の丘〟の風土を表現するぶどう・ワインづくりを行ってきた(1936年から寿屋〈現サントリー株式会社〉が経営を継承)。
次の100年もこの地でものづくりを続けていくため、ぶどう栽培を通じて地域文化を支える自然資源を生み出すべく、気候変動への対応や地域との共生、生物多様性の保全など、サステナビリティ活動にも取り組んでいる。
今回の認定では、準絶滅危惧種・国蝶のオオムラサキをはじめとする多様な動植物の生態系が保たれていることに加え、猛禽類のフクロウやノスリを含む8目25科51種の鳥類が確認されていることなどが評価された(日本鳥類保護連盟との合同調査、2022年4〜6月)。

「サントリー 天然水の森 きょうと南山城」「同 おおさか島本」「同 天王山」
「サントリー 天然水の森」は、水源涵養機能と生物多様性の向上を目的に、工場の水源涵養エリアで行う森林整備活動およびその活動地。
現在、全国16都府県・27カ所で12,000haを超える森林で活動を展開しており、国内工場で汲み上げる地下水量の2倍以上の水を涵養する「ウォーター・ポジティブ」を実現している(取水量以上の水を水系に育むことを「ウォーター・ポジティブ」と定義)。
今回認定された3区域はいずれも、長期ビジョン策定や科学的知見に基づく森林管理・モニタリングの結果、地域の特性に応じた健全な生態系が確認されていることに加え、フクロウ等の猛禽類の繁殖が確認されるなど、生物多様性の保全に貢献していることが評価された。
水源涵養林が生物多様性の保全に資することは、比較的イメージしやすい。一方、ぶどうを栽培しワインを醸す生産拠点が、国蝶や猛禽類を含む生態系を抱えているという事実は、農地と自然を対立的に捉える見方を揺さぶる。
100年以上同じ土地でぶどうを育て続けてきた結果として、51種の鳥類が暮らす環境が残った——「次の100年もこの地でものづくりを続けていくため」という言葉が、保全の動機として具体的な重みを持つ。
サントリーグループは今回の認定を、水源涵養や生物多様性保全の取り組み、ならびに事業活動を通じたネイチャー・ポジティブへの貢献が評価されたものと受け止め、今後もグループ一丸となってサステナビリティ経営を推進していくとしている。
サントリーグループの「生物多様性」:
https://www.suntory.co.jp/sustainability/env_biodiversity/
問い合わせ先/サントリーホールディングス株式会社 サントリー登美の丘ワイナリー:
https://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/
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