廃棄されるチョウザメや馬ふん堆肥のマッシュルームを一皿に クレイジーキッチンの新シリーズ『NATURE』

ボンディッシュのケータリングブランド「CRAZY KITCHEN」が「サステナブルコレクション」を再始動。第一弾として未利用魚やアップサイクル食材を活用した新シリーズ『NATURE』全4品を2026年10月16日より提供開始する。

ELEMINIST Press

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2026.10.21
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「世界食料デー」にあわせ、サステナブルコレクションが再始動

〝おいしい一皿で絆をつなぐ〟社員食堂・ケータリングの企画運営を行うボンディッシュ株式会社は、ケータリングブランド『CRAZY KITCHEN(クレイジーキッチン)』にて、社会課題の解決と華やかな食体験を両立する「サステナブルコレクション」を再始動する。

その第一弾として、未利用魚やアップサイクル食材を活用し、自然の美しさを表現した新シリーズ『NATURE(ネイチャー)』全4品を、2026年10月16日(金)より提供開始する。

「サステナブルコレクション」は2019年にスタートし好評を得たシリーズで、「世界食料デー」である10月16日に合わせての再始動となる。

国内の食品ロスは年間約461万トン——イベント現場での対応は急務

国際連盟が制定した10月16日の「世界食料デー」に合わせ、日本ではNGOやNPOなどを中心に10月1日〜31日の1カ月間を「世界食料デー」月間と定め、飢餓や食料問題の解決に向けた意識向上・行動促進に取り組む期間となっている。

現在、国内の食品ロスは年間約461万トン(農林水産省・環境省「令和4年度推計 食品ロス量」)に上り、この問題を「理解」するだけにとどまらず「行動」に移すことが必要であるとして、消費者一人ひとりの行動変容が求められている。

特に大量の食料を扱うイベントやパーティーの現場においては、食材調達から廃棄に至るフードシステム全体でのサステナビリティ対応が必須かつ急務となっている。

見て、食べて、考える。体験型ケータリングという形

ボンディッシュが運営するオーダーメイドのケータリングブランド「クレイジーキッチン」では、単に美味しい料理を提供するだけでなく、食事を楽しむ空間、時間、そして人と人とのコミュニケーションまでをトータルデザインしている。

本コレクションは、一般の市場で流通せず廃棄対象となる食材や害獣などを、捨てるのではなくクリエイティブな発想で新たな価値を生み出し、ケータリングフードへ昇華させたもの。

持続可能な社会への想いを自然な形で発信できるよう、会場スペースや要望に応じた柔軟な提供スタイルに対応する。生花とともに華やかに料理を並べるブッフェ形式や、木箱で届けるBOXスタイルなど、幅広いラインナップでイベント空間を演出する。

『NATURE』——自然風景に擬態する4品

サステナブルコレクションNATURE

再始動の第一弾となる『NATURE』は、日本の各地域が抱える食材の課題解決を目指し、自然のモチーフをクリエイティブなデザインで表現した新シリーズ。

キャビア採取後に廃棄されてしまうチョウザメ、引退競走馬の馬ふん堆肥で育てたマッシュルーム、チーズケーキ製造時に生じる端材、そして食品残渣の堆肥で育まれたお米など、本来捨てられてしまう食材の美味しさを追求し、新たな価値と魅力を引き出したラインナップとなっている。

「自然」をテーマに掲げ、豊かな自然風景に擬態するようなデザインで仕上げることで、視覚的にも驚きを届ける。

MOSS BALL(苔玉)——キャビア採取後に廃棄されるチョウザメ

MOSS BALL(苔玉)

MOSS BALL(苔玉)

チョウザメとじゃがいもで作ったベイクドコロッケ。パセリと青のりにチョウザメのデンブを合わせた衣をまぶし、「苔玉」のように仕立てた。苔玉の下に敷いたのは「土」に見立てた、風味の良い味わいのオリーブのパウダー。

世界三大珍味の一つである「キャビア」の採取をめぐっては、乱獲や取引価格の急騰が起きる一方、既存の養殖過程ではキャビア抽出後にチョウザメの魚肉が廃棄されてしまう。その魚肉を使用した一品で、鯛とフグの中間のような淡白で上質な味わいが楽しめる。

GARDEN(ガーデン)——引退競走馬の馬ふん堆肥で育つマッシュルーム

GARDEN(ガーデン)

GARDEN(ガーデン)

肉厚で香り高い「八幡平マッシュルーム」とクリームチーズを合わせたペーストをたっぷりと乗せたタルティーヌ。

八幡平マッシュルームを生産する「ジオファーム八幡平」では、引退した競走馬を引き取り、古来より有用な肥料とされている「馬厩肥・馬ふん堆肥」の生産や、歴史的にも馬とのつながりが深いマッシュルームの生産を主軸として行っている。馬たちが自活できる産業創出を通して、馬と人とのサステナブルな環境を目指している。

FLOWER(フラワー)——チーズケーキ製造時の端材を活用

FLOWER(フラワー)

FLOWER(フラワー)

ほのかに香ばしいチーズクリームをタルト仕立てにし、季節のフルーツと華やかなエディブルフラワーをあしらったスイーツ。

ボンディッシュの社員食堂やケータリングで提供されている「チーズケーキ」の製造過程で発生する生地などの端材を有効活用して作られた、アップサイクルスイーツだ。

BRANCH(枝)——循環型農業で育てたお米のクッキー

BRANCH(枝)

BRANCH(枝)

山に息づく「枝」をモチーフに、スティッククッキーへチョコレートをかけ、アクセントにカカオニブを散らしたスナック。

スティッククッキーには、化学肥料や農薬の使用を抑えつつ、資源を循環させ、自然環境への負荷を軽減したお米をパウダー状にして製造。ボンディッシュが取り組む循環型農業プロジェクト「循環米」の使用も今後予定されている。

「循環米」は、ボンディッシュが運営する東京の社員食堂から回収した食品残渣やコーヒーのかすを再利用して作った堆肥を用いて育成されたお米。収穫後は、再び社員食堂のメニューとして提供される。

美しさが、問いを運ぶ

苔玉に見える一口が、キャビアを採ったあとのチョウザメであること。タルティーヌに乗るマッシュルームが、引退した競走馬の堆肥で育っていること。説明を聞くまでそれと分からない料理に、食材の背景が折りたたまれている。

パーティーの現場は、食材が大量に動き、同時に大量に残る場でもある。そこに置かれる料理が「おいしく華やか」であることと「課題を伝える」ことを両立させる——その設計自体が、サステナビリティの伝え方のひとつの答えになっている。

CRAZY KITCHEN 公式サイト:https://www.crazykitchen.jp

問い合わせ先/ボンディッシュ株式会社
https://www.bondish.co.jp/

※掲載している情報は、2026年10月21日時点のものです。

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