長野県信濃町のサンクゼールが、国認定の「自然共生サイト」約160,000㎡の「サンクゼールの森」で11年以上の保全を継続。AI音響解析研究への協力や従業員参加型の活動を通じ、ネイチャーポジティブへの貢献を加速させる。

ELEMINIST Press
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株式会社サンクゼール(本社:長野県飯綱町)は、5月22日の「国際生物多様性の日」に合わせ、自社敷地内で管理する「サンクゼールの森」における最新の保全活動を公開した。今年の国際テーマ「地域の一歩が、世界を動かす(Acting locally for global impact)」に共鳴し、ネイチャーポジティブへの貢献を加速させるとともに、地域の一歩から持続可能な自然共生社会の実現を目指している。
サンクゼールのメインオフィス(信濃町)周辺に広がる敷地面積約160,000㎡の「サンクゼールの森」では、2014年から10年以上にわたり、信州大学教育学部森林生態学研究室(井田秀行教授ら)と連携し、植生調査や森林整備を行ってきた。
これまでの調査で植物・昆虫・鳥類など約1,000種の多様な生き物が確認されており、非常に豊かな生態系を有することが分かっている。長年の保全活動と生物多様性の豊かさが評価され、2025年12月には地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」として国から認定された。
2026年4月より、国立環境研究所や長野県環境保全研究所などが推進する共同研究に協力し、長野県内の自然共生サイトとして初めて「生物多様性のAI解析に活用する音響データの収集」を開始した。
森に設置したICレコーダーで鳥や昆虫、カエルの鳴き声を収集し、AIに学習させることで、生き物の出現状況や季節変動を可視化する。これまでの地道な定点調査に加え、最新の科学的アプローチを取り入れることで、より精度の高い森林保全の指標づくりに貢献していく。
2016年から続く従業員とその家族向けの自然観察会は今年で11回目の開催。信州大学教育学部森林生態学研究室(井田秀行教授)らの協力のもと、従業員とその家族が森の豊かさを学ぶイベントとして実施してきた。2025年の回には過去最大の約50人が参加した。
今年は植物の不思議を解き明かす観察や昆虫採集、森の野草を摘んでつくるサラダや野草ティーの試食、信大生によるアイスブレイク・ゲームなど、子どもから大人まで楽しみながら森と仲良くなれるプログラムを実施する。
2026年4月には従業員有志が集まり、森の健全な育成を助けるためにツル植物の集中除去や草刈りの支障となる石拾いの整備活動を実施した。クマなどの野生動物が潜みづらい見通しの良い環境を作ることで、地域全体の安全性向上にも寄与する取り組みだ。
2026年2月には信州大学教育学部森林生態学研究室(井田秀行教授)らによる「井田ハカセの森ラボチーム」を招き、パネルディスカッション形式で従業員向けの特別教室を実施した。2024年から続くこの取り組みは今年で3回目。森に入る機会が少なくなる冬だからこそ、森との関係を深め、自分たちが働く場所の自然の価値を再認識する機会を設けている。
サンクゼールは自社の森の保全にとどまらず、2019年より「一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」のオフィシャルスポンサーとしての支援活動も継続している。今後も継続的な森林保全活動を行うとともに、周辺地域との連携を強化し、豊かな自然を次世代へ受け継ぐ「自然共生型社会」の構築に貢献していくとしている。
問い合わせ先/株式会社サンクゼール
https://www.stcousair.co.jp/
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