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2026年のFIFAワールドカップ開幕を前に、開催地の米ヒューストンでは、子どもたち自身が環境保護活動を実践する新たな教育プログラムがスタートしている。

Ouchi_Seiko
ライター
フランス在住。美容職を経て2019年よりライターに。居住地フランスのサステナブルな暮らしを手本に、地球と人にやさしい読みものを発信。
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2026年6月11日より、第23回FIFAワールドカップが開幕する。アメリカ、カナダ、メキシコの3か国で共同開催される、史上初の大会だ。
その開催都市の一つであるテキサス州ヒューストンでは、これまでとは少し異なる、教育現場を起点としたサステナビリティ施策が始まっている。FIFAワールドカップ・ヒューストン開催委員会が主導する、「インパクト・ヒューストン2026・サステナブル・スクール・バッジ」プログラムだ。
これは、幼稚園から高校までの子どもを対象に、学校や地域での環境プロジェクトの実施を促す取り組み。参加する学校には、自然環境に配慮した活動を実践した上で、その取り組みに対するバッジが付与される仕組みにだ。
特徴的なのは、学校と生徒が、開催委員会から提示された実践例を参考にしながら、自らプロジェクトを企画・実践できることにある。「地域に意義ある遺産を残す」という開催委員会のコミットメントのもと、各プロジェクトに対し50ドルから2,000ドルの助成金が用意されている。
開催委員会が提示する実践例には、植樹イベントの企画・実施、学校敷地内における生態系保全エリア(花粉媒介生物のための緑地等)の整備、電子廃棄物の回収・リサイクル、地産地消をテーマにしたファーマーズ・マーケットの開催などが挙げられる。
これら以外でも、学校側はそれぞれの環境や課題に応じて、独自のプロジェクトを設計することが可能。こうして提示されたメニューと、現場の創意工夫が組み合わさることで、子どもたちの環境教育がより実践的に展開されていく。
なお、FIFAワールドカップ2026に向けたヒューストン市のサステナビリティ計画は、教育現場だけでなく、エネルギーや交通、廃棄物対策などを含む、市全体の環境施策と並行してすすめられている。「インパクト・ヒューストン2026・サステナブル・スクール・バッジ」プログラムは、その一部として位置づけられたものでもある。
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今回のプログラムの目的は、FIFAワールドカップ2026の開催前および開催期間中に、子どもたちのサステナビリティ活動に光を当てることにあるという。学校単位での取り組みを大会と結びつけることで、環境保護の動きを地域全体へと広げていく。
こうしたスポーツイベントと環境施策の連動は、近年開催されたオリンピックでも重視されてきた。大規模な大会をきっかけに、持続可能性への意識を高めていくという流れは、今後も各地で続いていくとみられる。
一方でヒューストン市の施策は、ワールドカップを一過性のイベントにとどめず、次世代に引き継がれていく取り組みを目指すものでもある。大会後も見据えたプロジェクトとして、その広がりに注目したい。
※参考
FIFA World Cup 2026™ Houston Host Committee Announces School Sustainability Badge Program as Part of Larger Commitment to Environmental Protection|Houston Sports
Sustainability Starts With You|FIFA Houston
K-12 Menu for Impact Houston 26 Sustainability Student Action Projects|padlet
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