日清製粉ウェルナ「パスタデミライ」アップサイクルプロジェクトがスタート 食品ロスパスタを使ったプラスチック素材が誕生

パスタデプラ イメージ写真

株式会社日清製粉ウェルナは、食品ロスとなるパスタの新たな可能性を探り活用する「パスタデミライ」アップサイクルプロジェクトをスタートした。その第一弾として、食品ロスとなるパスタを活用したプラスチック素材素材「パスタデプラ」が誕生した。

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2025.08.13
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日清製粉ウェルナが「パスタデミライ」アップサイクルプロジェクトをスタート

パスタデプラ イメージ写真

株式会社日清製粉ウェルナは、製造切り替えや選別の際に発生するパスタの端材や、輸送中の包装破損品など、食品ロスとなるパスタの新たな可能性を探り活用する「パスタデミライ」アップサイクルプロジェクトをスタートさせた。

プロジェクトの第一弾として、丸紅フォレストリンクス株式会社、株式会社コバヤシの2社との協業にやり、食品ロスとなるパスタを活用したプラスチック素材「パスタデプラ」を開発した。

食品ロスとなるパスタに新たな価値をもたせる「パスタデミライ」アップサイクルプロジェクト

日清製粉ウェルナのこれまでの取り組みの表

これまでにも、食品ロスの発生抑制や有効活用に取り組んできた株式会社日清製粉ウェルナは、食品ロスとなるパスタに関しては、主に飼料としてリサイクルしてきた。

今回、従来のリサイクルだけでなく、付加価値のある製品へとアップサイクルさせる可能性拡大を目指してスタートしたのが、「パスタデミライ」アップサイクルプロジェクトだ。

プロジェクト第一弾としてプラスチック素材「パスタデプラ」を開発

パスタデプラができるまでの行程図

「パスタデプラ」は、食品ロスとなるパスタを10%から51%配合したプラスチック素材。パスタを粉砕して粉末状にし、ポリプロピレンなどのプラスチック原料として混合・押出してつくられている。

通常のプラスチックと同等の強度をもち、さまざまな製品への加工が可能。一方で、パスタ由来の独特な風合いも感じられることも魅力だ。

食品ロスの削減だけでなく、従来のプラスチックか、置き換えることにより、化石燃料由来資源の使用量を軽減することができ、持続可能な社会の実現への貢献が期待できる。

今後は、丸紅フォレストリンクス株式会社、株式会社コバヤシと協業し、原料販売や製品の一般販売も視野に入れながら、社外への展開を進める予定だという。

お問い合わせ先/株式会社日清製粉グループ本社
https://www.nisshin-seifun-welna.com/index/

※掲載している情報は、2025年8月13日時点のものです。

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