タフで力強い走りを見せる、英国発のラグジュアリーなSUV「DEFENDER(ディフェンダー)」。英国赤十字社や、アフリカ全土の絶滅危惧種の保護活動を行う「Tusk」などとともに人道支援活動や自然保護活動をサポートしてきた同ブランドが、新たな取り組み「DEFENDER AWARDS」を開始した。
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英国の高級自動車メーカー「JLR(ジャガー・ランドローバー)」が有するブランドのなかで、活気と魅力にあふれたEVのラグジュアリーブランドへと変貌する「JAGUAR」、モダンかつラグジュアリーなデザインによりラグジュアリーSUVというカテゴリーを築き、今なおそのベンチマークとなっている「RANGE ROVER」、現代のファミリーのための他にはない多用途性を誇る最大7人乗りのSUV「DISCOVERY」と肩を並べてラグジュアリーで、かつ、卓越した悪路走破性能や耐久性を持つのが「DEFENDER」だ。
そんなDEFENDERは、同ブランドの特長である山道、砂浜、雪道などの走破や渡河もできる優れたオフロード性能を活かし、1954年から英国赤十字社の人道支援をサポート。その歴史は70年にもおよぶ。また、アフリカ全土で40種以上の絶滅危惧種の保護活動を行う「Tusk」とのパートナーシップは20年以上になる。
そして、世界の自然保護や人道支援に寄り添ってきたDEFENDERがこのたび、新たな取り組みとして「DEFENDER AWARDS」を創設した。同ブランドがこれまで行ってきた、英国赤十字社やTuskの活動支援に続き、自然保護や人道支援等への揺るぎないサポートをさらに拡大させるものだ。
ブランド名のDEFENDERは、「守る人」を意味する。
高い走破性と幅広い用途で使える特徴は、もっとも支援を必要とする人々へ援助物資を輸送するときに最適だ。また、環境保護・保全・再生活動では、海、河川、熱帯雨林、湿原などでの活動が不可欠で、そのような過酷な環境下でも走行できる力がDEFENDERにはある。
だからこそ、DEFENDERでは長きにわたり英国赤十字社やTuskの活動を支援。「DEFENDER OF TOMORROW」つまり、「地球の未来を守る人」を支援しているのだ。
「DEFENDER AWARDS」の目的は、地域レベルで自然保護や人道支援活動のヒーローを称賛し支援すること。
対象となるのは、英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オーストラリア、南アフリカの7か国で自然保護や人道支援活動等を行う、小規模な非政府または非営利団体。
規模は大きくなくとも、地域のニーズに即して、真摯に地道な活動を行っている小さな団体は少なくないだろう。「DEFENDER AWARDS」は、ふだんは注目される機会が少ないかもしれない、そんな小規模団体に光をあて、活動をバックアップするところが、大きな特長のひとつだ。
審査員のひとり、ELEMINIST創設者の深本南氏はこの姿勢について、次のようなメッセージを寄せている(一部抜粋)。
「世界には、見過ごされがちな課題がたくさんあります。しかし、それを見て見ぬふりせず、自ら行動を起こす人がいます。『DEFENDER AWARDS』は、どんなに困難な状況でも、誰かのために動き続ける人を讃える場です」
DEFENDER AWARDS
また、「DEFENDER AWARDS」の支援内容も特徴的だ。
応募団体のなかから、7か国それぞれで審査員が「Wild」「Humanity」「Land」「Sea」の4つのカテゴリーごとに2つの団体を選出。
7か国全体で56の団体が最終選考に残り、そこから総合受賞の7団体には、10万ポンド(日本は2000万円)の支援金の授与と、団体の活動を支えるDEFENDERの車両1台の贈呈、さらに希望に応じて専門家によるメンタリングサポートや活動のプロモーション等の支援も提供される。
これらの支援は2年間にわたって実施される。「DEFENDER AWARDS」では、支援金や車両の贈呈だけではなく、団体の活動を総合的にバックアップするのだ。受賞団体には、日本を含む対象7か国それぞれから、少なくとも1つの団体が選出される予定だ。
日本で応募団体の選考を行う審査員は、次の4名だ。
一般社団法人マナティー研究所 理事
社会起業家・環境活動家/株式会社UPDATER エグゼクティブアドバイザー/株式会社ジャスティス 顧問兼ブランドディレクター/株式会社Norms Öffenエシカルディレクター
『WIRED』日本版 編集長/内閣府ムーンショットアンバサダー/NEDO技術委員
株式会社セイタロウデザイン 代表取締役/クリエイティブディレクター
■応募対象:日本で自然保護や人道支援活動等を行う、小規模な*非政府または非営利団体
*年間収益50万ポンド未満(日本では、年間収入が災害等による一時的な支援金を除く1億円以下)
■応募期間:2025年4月15日(火)AM11:00~2025年6月17日(火)AM08:59 (※日本時間)
■応募方法:下記の応募ページから必要事項を記入して応募してください。
※下記4つのうち、該当するカテゴリ-に応募してください。
• Wild:絶滅危惧種の保護・保全(Defenders of the Wild)
規模を問わず、絶滅の危機に瀕した種の保護を目的としたプロジェクトが対象。イタリアやドイツのアルプストガリネズミから南アフリカのハゲワシまで、あらゆる在来種の保護を支援するプロジェクトなど
• Humanity:社会的弱者の支援(Defenders of Humanity)
困窮している人々や地域社会を支援するプロジェクトが対象。 脆弱な地域社会の繁栄を支援し、危機がいつどこで発生しても、その準備、対応、復旧ができるようにサポートするプロジェクトなど
• Land:環境保護・保全・再生(Defenders of the Land)
重要な生態系の保護に尽力するプロジェクトが対象。 英国の湿原からオーストラリアの熱帯雨林まで、世界で最も脆弱な景観の一部を保護・再生するプロジェクトなど
• Sea:海洋種・沿岸環境の保全・回復(Defenders of the Sea)
海洋および沿岸の生物と、それらの生物が依存する生態系を支援するプロジェクトが対象。フランスにおける水質汚染から日本の持続不可能な漁業慣行まで、海洋生物と沿岸地域社会に影響を及ぼす多くの課題に取り組むプロジェクトなど
■選考スケジュール:2025年夏に最終選考候補が選出され、2025年10月(予定)にグローバルで受賞7団体が選ばれる。
※日本から少なくとも1団体選出される予定です。
※応募は1団体につき1回限りです。
総額100万ポンド以上を投じた今回の「DEFENDER AWARDS」創設に向けて、DEFENDER担当マネージング・ディレクターのマーク・キャメロン氏は、次のように語っている。
「私たちは英国赤十字社と70年間、そしてTuskと20年間にわたり協力関係を築いてきましたが、より地域に根ざした小規模な活動を支援する方法はないかと模索してきました。『DEFENDER AWARDS』はグローバルプロジェクトでありながら、地域に焦点を当てるものでもあり、脆弱な生息地、生物種、コミュニティを支援してきたDEFENDERの輝かしい歴史をさらに豊かなものにするでしょう」
DEFENDERによる総合的かつ強力なバックアップを受けられる「DEFENDER AWARDS」。各地域で地道な活動を行っている団体にとって、大きな支援を得られるまたとない機会となるはずだ。ぜひ応募を考えてみてはどうだろう。
問い合わせ:DEFENDER AWARDS JAPAN事務局 da_japan@hitoshizuku.co.jp
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