5月31日(土)より「テアトル新宿」「テアトル梅田」にて、25歳の新鋭・宮坂一輝監督による長編映画「温帯の君へ」が公開される。気候変動を巡る若者たちの「わかり合えなさ」を描いた本作では、山下諒、二田絢乃、さいとうなりといった若手俳優が出演し、リアルな「いま」の葛藤を演じている。
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写真左から山下諒、二田絢乃、さいとうなり
5月31日(土)より、テアトル新宿、テアトル梅田にて、宮坂一輝監督による新作長編映画「温帯の君へ」が公開される。
本作は25歳の新鋭である宮坂一輝監督が、気候変動を巡る"わかり合えなさ"と向き合い、葛藤する若者たちの姿を描いたラブストーリー。キャストには、本作が初主演となる山下諒、二田絢乃、さいとうなりといった気鋭の若手俳優を迎え、リアルな「いま」という時代を見事に描き出している。
なお、先述の3名は「第18回田辺・弁慶映画祭」の俳優賞を、本作でトリプル受賞している。このほど、「田辺・弁慶映画祭セレクション 2025」として劇場公開されることとなった。
舞台は、猛暑の続く夏の東京。大学生の申田大樹(山下諒)と雪川翠(二田絢乃)は仲のいい恋人同士だった。
ある日、2人は「気候変動」をテーマにした現代アート展を訪れる。大樹は展示を冷めた目で見つめるが、対照的に、翠はひどくショックを受け動揺していた。
やがて翠は決意し、ある行動をとる。環境学生団体「CAFF」で代表を務める森野美玖(さいとうなり)や、大樹の友人である榎本凌(関口滉人)も巻き込みながら、2人の関係は少しずつ変化していく。
環境アクティビストとして活動し、非営利団体「record1.5」 の代表を務める山本大貴氏は、本作について以下のようにコメントしている。
「理不尽な社会に疑問を持ち、立ち上がる。一方では、理不尽を受け入れ、競争社会で生き抜く。こうした価値判断を幾度も行き来しながら、しだいに『わたし』が問われていくすべての登場人物に、自分を重ねながら見ました。気候危機に立ち上がる人々にもわたしたちの日常にも寄り添い、対話を試みるあたたかさに、心惹かれます」
また、気象予報士・防災士の千種ゆり子氏も、以下のようにコメントを寄せている。
「気候変動は、深刻な問題。わかってはいるけど、グレタ(・トゥーンベリ)さんのように声高に主張する人を見ると、何もしていない自分が非難されているように感じる。議論するのは嫌だし、お互いのポリシーに踏み込むのも避けたい。だから耳を塞ぐ。しかし本作では、大樹と翠がその壁を打ち破る。2人の関係性がどう変わるのか、それを決定づける要素は何なのか。大樹の立ち居振る舞いを通して、わかる気がする。その点、本作は見事に、環境問題を『自分の問題』に昇華している」
上映日程(いずれもレイトショー):
「テアトル新宿」2025年5月31日(土)~6月5日(木)
「テアトル梅田」2025 年6月20日(金)
チケット:前売券(劇場窓口にて販売) 1,000円、当日一般1,500円
公式サイト: https://temperate-movie.com/(※改装中)
公式X:https://twitter.com/temperate_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/temperate_movie/
お問い合わせ先/宮坂一輝
ontai.no.kimi@gmail.com
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