株式会社坂ノ途中は、全国各地の環境負荷の少ない農法で育てられたお米のサブスクリプションサービス「田んぼと食卓 むすぶお米」をリリースした。定期宅配により、価格高騰や品薄などの影響を受けず、高品質のお米を定額で安定的に購入することが可能になる。
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株式会社坂ノ途中は2月5日(水)に、全国各地のお米がおまかせで届く定期宅配サービス「田んぼと食卓 むすぶお米」を「坂ノ途中OnlineShop」よりリリースした。
昨年夏ごろより、全国的にお米の在庫不足や価格高騰が続いている。農薬や化学肥料を使わずに育てられた食材を販売する「株式会社坂ノ途中」でも、酷暑により稲が枯れてしまう、生育不良でデンプンの詰まっていない「白未熟粒」や、急激な水分の低下により亀裂が発生した「胴割粒」が多発してしまうといった理由から、お米の品薄や完売状態が続いていたという。
お米の定期宅配には、消費者が「安定的」かつ「定額」でお米を受け取れるというメリットがある。昨今のお米を取り巻く問題を解消すべく、同社はサブスクサービスのリリースに踏み切ったそうだ。
滋賀県高島市にある「株式会社なごみ」の田んぼ
お米の定期宅配には、一軒の生産者のお米を継続的に配達する場合、まとまった量のお米を出荷してもらう必要があるが、少量しか生産していない農家のお米も届けられる定期宅配の実現を考えた。
「田んぼと食卓 むすぶお米」は、全国各地のお米を、産地・品種ともに同社のおまかせで配達するサブスクサービスとすることに。同サービス特有のメリットとして、ユーザーは味わいや食感の異なるお米を、定額かつ安定的に受け取ることができる。
これまでも環境負荷の少ない農法でお米を育てる農家と契約していた同社だが、「田んぼと食卓 むすぶお米」を企画するなかで、新たな生産者と出会うこともできたという。滋賀県産「きらみずき」や北海道産「ななつぼし」など、今後は取り扱い品種も増えていく予定だ。
お米は、育てられた土地の気候や水質、土壌、生産者の考えや栽培方法などから、味わい・食感に違いが生まれるもの。その個性が生まれた背景もともに伝えることで、持続可能な農業や暮らしについて、ユーザーに考えるきっかえを与えることも、同サービスのねらいのひとつである。
商品名:「田んぼと食卓 むすぶお米(品種おまかせ)」 ※定期宅配
配達頻度:毎週、隔週、4週ごと
栽培基準:栽培期間中、化学合成農薬・化学肥料不使用、または特別栽培相当
価格:【白米】1kg/1,180円(税込)、2kg/2,206円(税込)、5kg/5,284円(税込)【玄米】1kg/1,146円(税込)、2kg/2,142円(税込)、5kg/5,131円(税込)
購入ページ:https://www.on-the-slope.com/shop/products/1814
お問い合わせ先/株式会社坂ノ途中
https://www.on-the-slope.com/
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