京屋染物店はオーガニックコットンの手ぬぐい生地に、岩手県産の天然蜜蝋やオーガニックホホバオイルなどを染み込ませた蜜蝋ラップ「MITSUROU WRAP」をリリースした。日本の伝統柄である亀甲柄や市松柄など、色鮮やかな和柄で食卓を彩る。大きさも35cm四方と使い勝手がよく万能だ。
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MITSUROU WRAP(蜜蝋ラップ) 約35×35cm 1枚入り 2,500円
株式会社京屋染物店のオリジナルブランド「en・nichi」から「MITSUROU WRAP」が8月7日に発売開始された。
生地には、エコテックススタンダード100のプロセス認証*を取得した工場で、職人が手染めしたオーガニックコットン手ぬぐい生地を使用している。
*350以上の有害物質を対象とした、繊維関連の素材や製品に有害な化学物質が含まれていないことを証明する認証
その生地に、岩手県産の天然の蜜蝋、食品にも使われる木の樹脂、オーガニックホホバオイルを染み込ませ、安心安全な仕上がりを実現した。
なお、すべての行程は一つひとつ手作業で行われている。
京屋染物店では、サステナブルな社会を目指した取り組みを行なっており、SDGsのうち7項目(4:質の高い教育をみんなに、5:ジェンダー平等を実現しよう、6:働きがいも経済成長も、9:産業と技術革新の基盤をつくろう、11:住み続けられるまちづくり、12:つくる責任、使う責任、14:海の豊かさを守ろう)で認証を取得してきた。
今回も、そうした持続可能なものづくりの取り組みの一つとして、プラスチック製品を使わない素材でできた蜜蝋ラップのリリースを決定した。
蜜蝋には、抗菌・保湿効果があり、食品の鮮度を保ちながら安心して包むことができる。何度も洗って使うことができ、大切に使えばラップとしての機能も長持ちする。
自然由来の材料を使用しているため、使用後は土へ還すことも可能な地球にやさしいラップだ。
ume-bachi-kikko(梅鉢亀甲)
手ぬぐい生地の柄は3種。いずれも、日本らしい柄がラインアップされる。
「ume-bachi-kikko(梅鉢亀甲)」は、六角形の鉢の巣模様。六角形の模様は日本の伝統柄では「亀甲」と呼ばれており、長寿への願いが込められる吉祥柄だ。
梅鉢亀甲は、その亀甲柄のなかに日本の象徴花である梅を文様化した「梅鉢」を入れ、寒い冬に気高く香る梅の高貴な雰囲気を表現している。
iwate no yamayama(岩手の山々)
「iwate no yamayama(岩手の山々)」はその名の通り、岩手の地を囲む6つの山々のかたちをストライプ模様にした。
色は新緑の緑を使っており、大地を囲む山と、その大地からいただく食材を包むイメージを彷彿とさせる。
ichimatsu-nabana(市松菜花)
「ichimatsu-nabana(市松菜花)」は、京屋染物屋のある一関市の市花である菜の花を市松柄にデザインした。
市松柄は江戸時代から愛される伝統柄で、柄が途切れることなく続いていることから、繁栄の意味が込められている。染色には伝統的な技法を使って、染色の滲みのおもしろさを活かした。
問い合わせ先/株式会社京屋染物店
https://kyo-ya.net/
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