2024年7月13日(土)に国立競技場で開催された2024明治安田J1リーグ第23節 FC東京vsアルビレックス新潟の試合にて、三井不動産レジデンシャルの「くらしのサス活」を紹介するラウンジが実施された。サステナブルフードのビュッフェや、豪華ゲストを迎えたトークショーなど実施した。
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エレミニスト編集部
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「くらしのサス活」とは、日々の暮らしを豊かに楽しみながら、持続可能なCO2削減活動を推進する取り組みのこと。気軽に実践できる「くらしのサス活」リストには、14の具体的なアクションが提案されている。それらのサステナブルな活動を実践することで、地球環境に貢献しながら特別な体験や商品が手に入るというキャンペーンだ。
「くらしのサス活」キャンペーンの応募方法については、後半で詳しく紹介する。
先日、2024年7月13日(土)に国立競技場で開催された2024明治安田J1リーグ第23節 FC東京vsアルビレックス新潟の試合の国立競技場内ラウンジにて「くらしのサス活ラウンジ」が実施された。広々とした空間にはサステナブルフードを使用した豪華なビュッフェが並び、約200名の来場者がおいしい食事を楽しみながら試合までの時間を思い思いに過ごす様子が見られた。
「くらしのサス活」キャンペーンに応募すると抽選で当たる商品の紹介テーブルでは、こだわりのプロダクトが紹介され、来場者にはギフトが手渡された。
イベント後半では、モデル・女優の堀田茜氏と、FC東京OBでコミュニティジェネレーターとして活動する石川直宏氏による限定トークショーが行われた。参加者は食事やグッズを片手に耳を傾け、暮らしのなかで気軽に取り入れられるアクションや、サス活を楽しむためのヒントを得る貴重な時間となった。
石川直宏/FC東京コミュニティジェネレーター。2000年に横浜F・マリノスの育成組織から トップチームに昇格、2002年にFC東京に移籍。各年代の日本代表にも選出されアテネオリンピックでも活躍。現在では、長野県・飯綱町で農場「NAOs FARM」を経営している。
近年、著しい気温の上昇が日常生活に影響を及ぼしているが、スポーツ業界も例外ではない。石川氏は、サッカーや趣味のサーフィンを通じて気候変動の影響を強く感じているという。
「サーフィンをしていると、日差しの暑さはもちろん、水温が高くなっていることを実感します。また、これまでは日本に上陸しなかった台風が突然上陸して、強風や荒波でサーフィンができなくなることも増えているんです」(石川氏)
さらに、気候変動による海面水位の上昇により、国内の多くの砂浜が消失する懸念もある。実際、各地で砂浜の面積が減少し、海開きが難しい地域も増えている。しかし、これらの現象は自然の力だけではなく、私たちの活動で改善できる可能性があることを忘れてはならない。
現在、FC東京が東京都とともに取り組んでいる活動に「HTT」がある。これは「減らす」、「ためる」「つくる」を意味し、冷房の温度設定や水の使用量を減らすなど、日常生活で自分の行動に意識を向けることの大切さを伝えるメッセージを発信している。実際に、味の素スタジアムでは会場で集まったペットボトルの量を数値化し、リサイクルバッグを製作・販売している。
「ペットボトルを使うこと自体が悪いわけではなく、使い終わった後にどのようなアクションにつなげられるかが重要だと思います。最近は、子どもたちと『サッカー×〇〇』という取り組みをしていて、今朝はごみ拾いをしました。落ちているごみをボールに見立てて拾うんですが、ごみに集中していると危険が伴います。サッカーでも、ボールばかり見ていると危ないですよね。周りに注意を払い、声をかけ合うことが大切です。そのなかで、ごみが海に流れ込むと海の生き物に影響があることや、環境に悪影響を与えることを学んでもらうのが目的です」(石川氏)
環境に対する子どもたちの意識や感度を高めるために、サッカークラブが果たす役割は大きいと石川氏は語る。このような活動を通じて、サッカーファミリーが環境保護の重要性を他の人々にも伝え、行動を起こすことは、スポーツ・サッカー界においてとても重要な取り組みだ。
「環境課題を解決していくためには、日常生活のなかで継続すること、そして楽しむことが重要だと思います。義務としてではなく、楽しみながら取り組むことで、持続可能な未来が拓けていくのではないかと考えています」(石川氏)
堀田茜/モデル、俳優。地球のより良い未来の実現に向けたSDGsについて語るラジオ番組J-WAVE『ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-』のパーソナリティを務める。
堀田氏は、日常生活で春と秋が短くなっていることを感じており、好きなトレンチコートやライダースを着られる期間が短いため、ファッション面でも気候変動を実感しているという。また、海好きが高じてスキューバダイビングのライセンスを取得したが、自然に身を置くと気候変動の影響をとくに強く感じると語った。
「数年前までは沖縄のどのエリアでダイビングをしても海のなかがとても綺麗に見えたのですが、近年は温暖化の影響で珊瑚礁が減少し、潜れるエリアが少なくなってきていると耳にします。自然の変化から気候変動の影響を感じますし、これらの問題を自分ごととして考える必要があると感じています」(堀田氏)
自然環境やファッションの面から環境課題を感じている堀田氏は、日常生活で気軽にできるアクションを取り入れながら、サステナブルな暮らしを実践している。
「料理をしているときに出るごみの量を減らしたいと思い、ラップの代わりに繰り返し使える可愛いデザインの蜜蝋ラップを使っています。めんつゆやポン酢はキャップがプラスチック製のことが多いですが、実はスプーンの柄を使ってテコの原理で簡単に外せるんです。こういう豆知識を持っていると、『あ、めんつゆが空いた!』と楽しくなるんです。こんなふうに、小さな幸せを一つずつ見つけることがすごく大事だと思います」(堀田氏)
最後に「無理のない範囲で、できることを楽しみながら続けることが大切だと思います。日々の生活のなかでできることを継続してほしい」というメッセージを送った。
「くらしのサス活」キャンペーンに応募すると抽選で当たるアイテムの紹介テーブルとして、こだわりの製品が紹介され、来場者にはギフトが手渡された。今回参加した5つのブランドをそれぞれ紹介する。
厳選されたオーストラリア産のオーツ麦を使用した「OATSIDE(オーツサイド)」のオーツミルクは、濃厚でクリーミーな味わいが特徴。エシカルでサステナブルな原料調達や、農家の利益向上、児童労働の廃止、森林回復のための持続可能な農法の支援を行い、環境への配慮も行っている。
「バリスタブレンド」は、コーヒーや抹茶、ほうじ茶との相性が抜群。バナナシェイクやそのまま飲むのもおすすめ。「OATSIDEチョコレート」は、100%インフォレストアライアンス認証を受けたカカオを使用。
ニュージーランド発のサステナブルなビューティーバーブランド「エティーク」。海洋汚染に心を痛めた理学部女子大生が、プラスチック撤廃をテーマに開発したのがはじまり。誠実で公平な原材料の取引を遂行し、可能な限り生産者と直接取引する関係性を重視。地域社会の労働条件や適正賃金を担保した透明性のある取引を実施している。
「シャンプーバー ミンタジー」は、ミントの清涼感でリフレッシュしつつ、ダメージを受けた髪をしっとりまとめる。「コンディショナーバー ザ ガーディアン」は、ライムの香りで、なめらかなサラサラ髪へと導く。いずれもヴィーガン対応アイテム。
帝人フロンティアが開発した「ECOPET®(エコペット)」と「Ecopure®(エコピュアー)」の素材を使用した、ニットのバッグインバッグ。「エコピュアー®」には抗菌防臭機能があるため、ニオイ対策ができるのが特徴。可愛く衣類を包むことができるため、運動後に汗のニオイが気になる衣類を入れたり、旅行時に着用済みの衣類を入れたりするのにぴったり。家庭で洗濯して繰り返し使用でき、見た目以上にたっぷり収納できるのが魅力だ。
「エコペット®︎」は、使用済みのペットボトルや繊維くずを原料とするリサイクルポリエステル繊維で、資源の循環に貢献。さらに、ECOPET®ニットバッグは単一素材でつくられているため、役割を終えた後のリサイクルが効率的になる。
台湾発のヘアケアブランド「O’right(オーライト)」は、CO2排出量ゼロの製品づくりや製造環境の整備を通じて、世界で初めてカーボンニュートラルを達成している。シャンプーボトルには、100%リサイクル可能なPCR(Post Consumer Recycle)を使用しており、ポンプも再生可能。中身からパッケージまで、完全な循環型の製品を生み出している。
廃棄されるコーヒーの殻から抽出したカフェインエキス*を配合したヘアケアシリーズは、やさしくケアしたい人におすすめ。植物由来成分でつくられたトゥースペーストは、研磨剤の代わりに木粉を使用しており、ナチュラルで爽やかな使用感が特徴。
*アラビアコーヒーノキ殻エキス:毛髪にハリ、コシを与え、ダメージヘアをやさしく整えます。
「服に、地球に、ちょっといいセンタクを。」を掲げるNANOX oneシリーズ。「NANOX one PRO」は、高い洗浄・消臭力と衣類の色を保つ機能を両立した、唯一の液体洗剤(ライオン衣料用洗剤内)。すすぎ1回で洗濯できるため、節水・節電によるCO2排出削減に貢献できる。
すすぎや脱水による衣類のダメージを抑えられるため、衣類がより長持ちするのも魅力だ。また、大容量の詰め替え用が展開されているため、本体に詰め替えることで、プラスチックの削減にもつながる。
2024年8月31日(土)まで、「くらしのサス活」キャンペーンが開催されている。「サス活リスト」から暮らしのなかでできるアクションを実施し、その様子を写真に撮って応募フォームにアップロードすれば応募完了!当選者には、本記事で紹介した商品をはじめ、イベントやホテル、ツアーへの招待、ELEMINIST SHOPの人気アイテムが贈られる。
「サス活リスト」には、「冷房の室温を28℃に設定する」、「テレビを見ない時はきちんと消す」、「お風呂のふたはこまめに閉める」など、誰もが取り入れやすく効果のあるアクションばかりが掲載されている。それぞれの生活に合ったアクションを一つでも取り入れるところから始めてみよう。サス活をして応募すればするほど当選確率もアップするので、ぜひ積極的に挑戦してみてほしい。
私たちの日常生活で排出されるCO2は、地球温暖化の主な原因となっている。一方で、私たちの日々のちょっとした意識とアクションがCO2の削減につながる力を持っている。今日から、地球のためにできることを無理のない範囲で始めてみてはいかがだろうか?
「くらしのサス活」キャンペーン
応募期間:2024年7月1日(月)~2024年8月31日(土)まで
応募方法:「くらしのサス活」を実践して、写真を専用フォームから送るだけ。
応募条件:「くらしのサス活」リストのうち、どれかひとつでも実践した方なら、どなたでも何度でも応募OK
撮影/FC東京 執筆/藤井由香里 編集/後藤未央(ELEMINIST編集部)
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