カカオの未来を切りひらく、驚きの赤いゼリーや初のファッションアイテムを、ハラカド「チョコレートのないカカオのお店」で販売

カカオに関わるすべての人を笑顔に。「ひらけ、カカオ。」

株式会社 明治は、2022年３月、カカオに関わるすべての人を笑顔にすることを目指し、サステナブルなカカオの未来を切りひらく「ひらけ、カカオ。」をスローガンとしたプロジェクトを発表。

チョコレートの原料である“カカオ豆”のイメージで広く認知されているカカオだが、じつは、豆ではなくフルーツなのだ。これまで、チョコレートの原料となるカカオ豆のみが取引されてきたが、そのカカオ豆は、カカオ全体の約10％でほんのわずかな部分に過ぎない。それ以外の皮や果肉、殻などは積極的に有効活用されてこなかった。

そこで明治では、カカオを新しい可能性を秘めたフルーツとして捉えなおし、包括的に活用するために、さまざまな取り組みをおこなっている。

カカオ豆からチョコレートをつくり続けてもうすぐ100年。真剣にカカオと向き合ってきた明治では、カカオ豆の生産を持続可能なものとするために、独自のカカオ産地支援活動「メイジ・カカオ・サポート（MCS）」を2006年から開始。カカオ産地に直接足を運んで、現地の農家に寄り添った支援をおこなってきた。しかし、カカオ生産地域や農家では、児童労働や森林減少など、社会課題を抱えているのが現状だ。

そこで明治は、「ひらけ、カカオ。」をスローガンに掲げ、カカオの新しい価値創造に挑戦。カカオの価値を向上させることで、産地に還元し、カカオに関わるすべての人が笑顔になれる未来を目指している。

新素材「カカオフラバノールエキス」で新しいカカオの魅力を開発

これまでは、カカオからカカオ豆を取り出して、産地で発酵・乾燥をおこなったあと、日本に運び、工場でチョコレートに加工するプロセスであった。しかし、明治は、カカオ豆だけでなく、フルーツとしてのカカオすべての可能性を活かした、新しい栄養価値の創造に挑戦している。

その取り組みで生まれた新素材のひとつが、「カカオフラバノールエキス」である。カカオフラバノールエキスは、カカオ豆に含まれるカカオフラバノールを豊富に含む、フルーティーな赤色のエキスのこと。

カカオフラバノールはカカオポリフェノールの一群で、さまざまな可能性を秘めた成分だ。一般的には、カカオをチョコレートへ加工する工程でカカオフラバノールは分解され、減ってしまうといわれているが、明治ではエキスへと加工することで、安定して素材化できると考えた。

しかし、カカオフラバノールは、渋みに寄与する成分であるため、単純に抽出するだけでは、おいしく摂ることができない。そこで明治は、カカオが甘酸っぱいフルーツであることに着目し、カカオのフルーツとしての魅力を最大限に引き出す製法を検討。「カカオ＝チョコレート」という固定概念を覆す、赤くてフルーティーな味わいのエキス「カカオフラバノールエキス」を開発した。

さらに、明治は長年にわたるカカオ産地での取り組みやカカオ農家の協力を得て、エキス原料に最適な、カカオフラバノールを豊富に含むカカオ豆の開発までも成功させたのだ。

そんなカカオフラバノールエキスを使用した、カカオドリンク「カカオの新しいカタチ赤くて甘酸っぱいカカオフラバノールドリンク」を2023年にクラウドファンディングMakuakeにて数量限定で販売。カカオのパルプ（果実部分）を搾ったカカオ果汁を贅沢に配合し、新しいカカオの魅力が詰まった新感覚のカカオドリンクへと仕上げた。

カカオフラバノールエキスは加工技術が発展途上で少量しか生産できなかったため、「ひらけ、カカオ。」の取り組みを応援してくれる方に向けての数量限定発売だったが、再販を望む声が多く、今後より多くの方々に体験していただけるよう、原宿にある商業施設「ハラカド」でポップアップにて販売するほか、ECサイト（Amazon）でも販売することになった。さらに、同じくカカオフラバノールエキスを使用した、「パウチゼリー」も新発売となる。 

「カカオフラバノールエキス」を使用した新商品

カカオの新しいカタチ赤くて甘酸っぱいカカオフラバノールドリンク

カカオ果汁が持つライチのようなトロピカルな甘さと、カカオフラバノールの甘酸っぱさ、カカオ独特の爽やかな苦味がクセになる味わい。カカオに含まれるアントシアニン由来の鮮やかな赤色も印象的で、見た目、味ともに、これまでのカカオのイメージを覆すような、新しいドリンクだ。

砂糖・香料・着色料不使用なのも、嬉しいポイント。しかも原材料はたったの４つと、極めてシンプルで、フルーツとしてのカカオの魅力を存分に味わうことができる。

こだわりの配合によって、甘味・酸味・苦味を絶妙なバランスで味わうことができる「カカオの新しいカタチ赤くて甘酸っぱいカカオフラバノールドリンク」。朝起きたときの元気チャージや、仕事や家事の合間のリフレッシュタイムなど、爽やかな気分になりたいときにぴったり。また、ソバーキュリアスのドリンクとしても最適だ。

商品名：「カカオの新しいカタチ赤くて甘酸っぱいカカオフラバノールドリンク」
販売時期：2024年６月28日（金）〜
販売場所：ポップアップショップ、ECサイト（Amazon）
容量：125ml

カカオの新しいカタチ赤くて甘酸っぱいカカオフラバノールゼリー

今回新しく登場するのが、パウチゼリータイプの「カカオの新しいカタチ赤くて甘酸っぱいカカオフラバノールゼリー」だ。

ドリンク同様、明治独自素材カカオフラバノールエキスにカカオ果汁を配合している。甘酸っぱいフルーティーな味わいと、トロピカルな香りがゼリーにぴったり。ゼリー状にすることでみずみずしさが際立ち、ドリンクとは一味違ったカカオの魅力を体感することができる。

香料・着色料不使用なうえ、脂質ゼロなのもおすすめのポイント。小腹が空いたときはもちろん、朝食代わりや疲れたときのリフレッシュなど、幅広いシーンや時間帯に寄り添ってくれる。

商品名：「カカオの新しいカタチ赤くて甘酸っぱいカカオフラバノールゼリー」
販売時期：2024年７月22日（月）〜
販売場所：ポップアップショップ、ECサイト（Amazon）
容量：150g

ハラカド「チョコレートのないカカオのお店」で商品を販売

2024年７月23日（火）から、原宿の商業施設ハラカドに、ポップアップショップ「チョコレートのないカカオのお店」を開催。ここでは、ドリンク、ゼリーどちらも購入が可能だ。さらにこのカカオフラバノールゼリーとドリンクを使ったスペシャルメニュー「カカオフラバノールゼリー スパークリング」も楽しめる。そのほか、もう１つの明治独自でカカオの細胞を壊さないように特殊加工した粉末の新素材「カカオグラニュール」を使用したカカオポリフェノールが豊富で苦みや渋みを感じにくいのが特徴の「ウェルカカオ」も販売。スーパーフードとしても注目される栄養豊富な「カカオグラニュール」を試すことができる。

さらに食品だけではなく、2023年に立ち上げたカカオハスクのアップサイクルを通じた非食品領域のブランド「CACAO STYLE」より、初めてEDWINとコラボしたデニム、またCLOUDYとコラボしたシャツ、バッグなどカカオの新しい魅力をより多くの方に体験してもらえるようなポップアップになっている。

ポップアップショップ「チョコレートのないカカオのお店」
開催期間：2024年７月23日（火）〜2024年７月31日（水）
場所：東急プラザ原宿「ハラカド」　３階 

新しいカカオの魅力を味わいながら、サステナブルな未来に貢献

「カカオ＝チョコレート」「カカオ＝茶色」といった、これまでの概念を覆す「カカオの新しいカタチ赤くて甘酸っぱいカカオフラバノールドリンク」「カカオの新しいカタチ赤くて甘酸っぱいカカオフラバノールゼリー」の２商品。 

甘酸っぱくコクのある、これまでにない果実の味わいはもちろん、さまざまな可能性を秘めた素材であるカカオの価値を上げること、そしてこれまで廃棄されていたカカオハスクの新たな利活用の道を追求すること。「ひらけ、カカオ。」はこうした取り組みを推進しているのだ。

それにより、私たちは新しいカカオの魅力を味わいながら、カカオ生産地が抱える社会問題解決のサポートができ、持続可能な循環に貢献することができるのだ。

画像提供／明治　執筆／永原彩代　編集／後藤未央（ELEMINIST編集部）