ボルボ「Volvo For Life基金」を設立 地域社会の課題や環境問題解決への取り組みを支援

上空から見た海岸と森

ボルボ・カーズは新しい慈善基金「Volvo For Life基金」を設立した。「人」「地球」「保護」の3つをテーマに、パートナーと協力し、100万人の生活にポジティブな影響を与えることを目標とした取り組みを開始させる。

ELEMINIST Press

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2024.04.25

ボルボ「Volvo For Life基金」100万人の生活向上にポジティブな影響を

上空から見た海岸と森

ボルボ・カーズが新しい慈善基金「Volvo For Life基金」を立ち上げた。この基金は、ボルボが事業を展開する地域社会における支援活動を通じて、長期的に100万人の生活にポジティブな影響を与えることを目標としている。

まず初めに焦点を当てるのは、人々へのエンパワーメント、地球環境の回復と保護、そして自然災害時の保護にまつわる社会的・環境的な取り組み。

グローバルおよびローカルパートナーと協力し、地域社会や従業員も巻き込みながら、ボルボが受け継いできた思いやりと安全の伝統を引き継いでいきたいとしている。

ボルボ・カーズ CEO ジム・ローワン氏のコメント

「私たちには、社会、環境、地域社会における課題に取り組んできた長い歴史があり、Volvo For Life基金の設立を通じてこの伝統を引き継げることを誇りに思います。この基金によって、私たちは専門家のグローバルおよびローカルパートナーとともに、私たちの価値観に関連する世界的な課題に取り組み、永続的でポジティブな変化を生み出すことができます」

人・地球・保護の3つの分野にわけ、地域に貢献する

Volvo For Life基金は「人」「地球」「保護」をテーマとした3つの重点分野に分けられる。現地の声と洞察をもとに、信頼できるパートナーを通じて実施されるこの基金の取り組みの多くは、ボルボが事業を展開するさまざまな地域社会それぞれの課題に対応するものとなっている。

「人」に対しては、社会から疎外されたコミュニティにおいて、より安全で、よりエンパワーメントされ、社会的に移動可能な環境をつくる手助けをすることを目指す。若者や子どもたちの教育的・社会経済的な機会を創出し、増やすことに力を注ぐとしている。

「地球」のためには、自然生態系と生物多様性の回復と保全、気候変動との闘いの支援に特化した地域的・世界的プロジェクトに投資。まず初めに、森林再生と海洋環境改善、そして地域社会への貢献に注力する予定となっている。

「保護」については、ボルボ・カーズのバリューチェーンに関連する国々で自然災害が発生した場合、緊急対応と人道的ニーズに応えるための救援活動を支援。また、自然災害が発生した場合でも、教育と学習が最優先事項であり続けるよう、長期的な活動を支援していく。

最初のパートナーは重点テーマに関連した3社

Volvo For Life基金の最初のパートナーは「Girls Who Code」「One Tree Planted」「Save the Children」で、それぞれがこの基金の重点分野に関係している。

Girls Who Codeとのパートナーシップは、コンピューター・サイエンスやソフトウェア・エンジニアリングの分野で女性の割合が少ない現状に対処するため、若い女性にこの分野で活躍するために必要なコーディングスキルと自信をつけてもらうことを目標に掲げている。

また、One Tree Plantedとの協働では、5大陸7カ国で森林再生と都市植樹プロジェクトを支援し、毎年50万本以上の植樹と450ヘクタール以上の土地の回復を目指す。

さらに、Save the Childrenとのパートナーシップにより、自然災害に見舞われやすい国々における教育システムの基盤強化をサポートし、緊急事態における一時的な学習スペースを提供し、緊急事態の後に子どもたちが安全に学習に戻れるようにするための支援を行う。すべては、子どもたちの教育を守り、維持するためだ。

ボルボ・カーズの取り組みの原点は“3点式シートベルト”

ボルボ・カーズは常に安全性を重視しており、そのもっとも重要な貢献のひとつは3点式シートベルトだ。

1959年に導入し、後にその仕組みの無償使用を認めて以来、このシートベルトは100万人の命を救ったと推定されている(※)。

そうした理由から、ボルボ・カーズは今、Volvo For Life基金によって同じ100万人の命を救うことを目指しているのだ。まずは然るべき規模からスタートし、状況に合わせて改善および発展させていく方針。

ローカルなものであれグローバルなものであれ、よく設計された小規模な取り組みによる成果を高く評価しながら、一歩ずつでも前進することを大切にし、ポジティブな変化を起こすどのような貢献も重要だとしている。

パートナーを通じて活動による影響を追跡し、国連の持続可能な開発目標への貢献が明確になるよう、プログラム別に目標を設定。

ジム・ローワン氏は「ボルボ・カーズの目標は明確です。3点式シートベルトをすべての人に使ってもらうために公開したときのように、発展的で長期的な影響を生み出すことです。私たちは真の変化を起こせることを知っています。大小にかかわらず、すべての行動が重要であり、それによって、より安全な世界に近づくのです」とも、述べている。

※ 事故とベルト着用に関する一般統計および社内統計に基づく

ボルボ・カー・グループが目指す、持続可能で安全な「Freedom to Move」

ボルボ・カーズは、お客様にパーソナルで持続可能かつ安全な方法で「Freedom to Move(移動する自由)」を提供することを目指している。これは、2030年までに完全なEVメーカーになるという目標と、2040年までにクライメート・ニュートラルな企業になるという目標のもと、二酸化炭素排出量を継続的に削減するというコミットメントに反映されている。

お問い合わせ先/ボルボ・カー・ジャパン
https://www.volvocars.com/jp/

※掲載している情報は、2024年4月25日時点のものです。

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