Photo by Ricky Zeng on Unsplash
日本時間の4月3日午前、台湾東部沖でマグニチュード7.2の地震が発生した。台湾東部の花蓮県では震度6強を観測。北部の台北市や新北市などでも、強い揺れがあり、ここ25年で最大規模の地震となった。9人死亡、けが人は963人と報じられている。
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191の国や地域で、被災者の医療や衣食住の支援、復興支援などに取り組んでいる赤十字社。現地の台湾赤十字では、発災から1時間半後には被災地域に出動。渓谷にとじこめられた人々の救護活動、被災地付近の小学校でテント設営などを行い、被害状況の把握とともに被災者の支援の準備を進めている。
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンは、国内外を問わず、災害や紛争、社会構造の変化などによって危機にさらされた人々の支援活動を行っている。ピースウィンズが運営する空飛ぶ捜索医療団は、台湾での地震発生直後から情報収集を開始。提携団体である台湾災害医療チーム発展協会は、現地へ向かい、救助活動を開始した。集められた寄付金は、現地でのニーズにあわせて、食料、水、医薬品、衛生用品などの支援に活用される。Yahoo!ネット募金では、Tポイントでの寄付も可能。
世界に約120のネットワークをもち、貧困や災害、紛争などにより苦しい立場に置かれている人々に寄り添い、支援活動を行う国際協力NGOのADRA(アドラ)。情報収集や調整を行い、緊急募金の受付を開始している。募金はクレジットカードまたは銀行振込が可能。
NPO法人ユナイテッド・アースは、2011年に起きた東日本大震災の復興支援から活動を始めた。現在では、震災支援活動をはじめ、海外の貧困地域での自立支援活動などにも取り組んでいる。今回集まる寄付金は、現地での情報を収集し、最適な機関や団体に寄付を行う。
日本の隣国である台湾からは、東日本大震災のときには200億円以上の義援金が、2024年に起きた能登半島地震では総額で25億円以上の義援金がよせられた。私たちが危機に見舞われると、いち早く手を差し伸べて心を寄せてくれた存在のひとつだ。そのため「いまこそ台湾に恩返しするとき」という声が多くあがっている。
これまでにも多くの地震を経験してきた日本。世界で同じような災害に見舞われた人がいれば、ぜひ支援について考えよう。
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