着物をアートに甦らせる“ikasu” 桐ダンスを用いた最新作品を発表

ikasuの着物アート

bonobo LLCは、役目を終えたヴィンテージ着物をアップサイクルして新たな価値を創造する事業 “ikasu"を展開している。ikasuは、桐ダンスを用いた新たな作品を発表した。

ELEMINIST Press

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2024.01.10
EARTH
編集部オリジナル

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ikasuの新作品

ikasuの最新作品は、桐ダンスの風合い、形状、質感などを最大限に活かし、額に用い、伝統的な着物の素材と独創的なデザインを融合させた。素材に込められた歴史や感情を尊重している。

ikasuの最新作品

ikasuの最新作品

着物アップサイクルサービス

自宅等に保管されている着物をアートキャンバスにアップサイクルするサービス「ikasu」。

世界で一つだけの大切な着物を、経験と専門知識を持つikasuのアーティスト岡本レーナ氏が生地の特性を生かし、1つ1つ丁寧に作品として提供する。

価格などの詳細は、Instagramへ。

着物アップサイクルサービス

例えば、親から受け継いだ着物を数枚のキャンバスにして兄弟姉妹で分けて家族の絆を楽しむ、母からもらった振袖の袂でキャンバスをつくって実家で飾ることで親孝行、遺品整理で出てきた思い出があるお着物でキャンバスをつくって大切な方の形見を残すなど。

「大切だけど要らないもの」を「家族の絆」に変えてみてはいかがだろう。着物アップサイクルサービスは1月末まで。

ikasuとは

ikasu

着物に第二の人生を。

日本の家庭には膨大な着物や帯が眠っていると言われている。しかし、着る機会もなく、お手入れが大変で保管スペースも必要なため、次世代に渡らず廃棄する家庭が増えている。ikasuは、着物や帯はただの服ではなく、持ち主の大切な思い出であり、着物作家のすてきな作品であり、日本の誇る伝統文化であるという考え方で、着物を生かしたいと強く思いながら作品制作に取り組んでいる。

着物は「着る芸術」とも言われ、日本の伝統的な技術で、一つ一つ手作業で、織り・染色・刺繍・装飾された一点ものの芸術品だ。ikasuはその一点一点の作品が持つ、歴史、技術、文様、物語を受け継ぎ、尊重しながら、現代空間に似合うアート作品として生まれ変わらせる。

ikasuのアート

ikasuの課題解決

ikasuの取り組みは衣服の廃棄問題の解決にも寄与し、SDGsの「12 つくる責任 つかう責任」を支援する役割を果たしている。着物や帯は裏地まで丁寧に加工し、「ごみゼロ」、「廃棄着物ゼロ」を目指している。

ikasuとSDGs

お問い合わせ先/bonobo合同会社
https://www.bonobo-llc.com/

※掲載している情報は、2024年1月10日時点のものです。

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