Photo by Tomáš Petz on Unsplash
米カリフォルニア州では、小売店のおもちゃコーナーに性別を問わないセクションを設けることが義務付けられた。
ELEMINIST Editor
エレミニスト編集部
日本をはじめ、世界中から厳選された最新のサステナブルな情報をエレミニスト独自の目線からお届けします。エシカル&ミニマルな暮らしと消費、サステナブルな生き方をガイドします。
知識をもって体験することで地球を変える|ELEMINIST Followersのビーチクリーンレポート
アメリカ、カリフォルニア州にある小売店では、2024年1月からおもちゃ売り場に「ジェンダーニュートラル」なセクションを設けることが求められる。対象となるのは、従業員を500人以上有する小売店だ。
これは、2021年にギャビン・ニューサム州知事が署名した法律が施行されるから。カリフォルニア州では、子どもの性別に依存しないおもちゃが不足していることから、この法律がつくられた。
男の子は自動車やトラックのおもちゃが好きで、女の子は人形で遊ぶのが好きといった傾向はあるが、おもちゃ売り場を性別によって分ける必要はなく、より多くの選択肢を与えることが目的だ。
おもちゃメーカーでは、1980年代頃から子どもの性別にあわせてマーケティングを開始したという。そして、それぞれの性別にあわせたおもちゃ製品がつくられ、女の子のものはピンク色、男の子のものは青といった区別がされてきた。
しかし、近年はその傾向もなくなりつつあるという。今回の法律は、「女の子は〇〇、男の子は××」といった固定成概念を、子どもや大人に植え付けないためにも、ひとつのステップとなるだろう。
※参考
Can putting Barbies next to G.I. Joes help with kids’ gender stereotypes?|Fast Company
The latest woke California insanity? A gender-neutral-toy law|New York Post
ELEMINIST Recommends