京都・二条に店を構えるスペシャルティコーヒー専門ロースターカフェ「alt.coffee roasters」。カフェ空間を通じて、幸せと資源が循環する経済や社会の実現を目指す取り組みを行なっている。この春同店から、「折り畳み式タンブラー」 と「無添加コーヒー石鹸」 が発売された。
ELEMINIST Press
最新ニュース配信(毎日更新)
サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。
「すだちの香り」で肌と心が喜ぶ 和柑橘の魅力と風土への慈しみあふれるオイル
スペシャルティコーヒー専門の、ロースターカフェである「alt. coffee roasters(オルトコーヒーロースターズ)」。名前は、英語で“新たな選択肢” という意味をもつ「Alternative」 からつけられたという。
コーヒーを通して誰かにやさしくなったり、笑顔につながる瞬間が生まれてほしいーー。コーヒー= 苦いものというイメージが強い日本において、「いままでにない感動と衝撃を体感してほしい」 という思いが込められている。
「alt.coffee roasters」 のこだわりは、豊かな香味が持続する浅煎りコーヒーだ。麻入りにすることで、フルーツであるコーヒー豆のおいしさをもっとも感じられる。また同店では、カップではなくワイングラスに入れてコーヒーを提供している。
一般的な浅煎りコーヒーでは香り・味のピークが、抽出後の短時間に限られてしまう場合が多い。これを栄養士、焙煎士の磨かれた技法で生み出された焙煎技法により、豆の多様な持ち味や風味変化を活かしたコーヒーに仕上げている。
気温や湿度といった日々の変化に合わせた抽出方法を通して、冷めても香りとおいしさが持続する特別な一杯になる。
コーヒーの消費は世界中で拡大を続けている。一方、生産地における児童労働や賃金問題、環境問題などのさまざまな課題がある。
2050年には、アラビカ種のコーヒー栽培に適した土地が、現在の50% にまで縮小するといわれる「コーヒーの2050年問題」 に注目が集まるなか、今後も持続可能な取り組みが必要な状況だ。
「alt.coffee roasters」 では、フェアトレードに限定した豆の取り扱いのほか、生産地の環境問題の改善や農園の新たな収入に少しでもつながるよう活動してきている。コーヒーチェリーを活用したドリンクやメニュー開発がその一例だ。コーヒーの果実であるコーヒーチェリーの大量廃棄が、環境汚染の一因になるといわれている。
「alt.coffee roasters」 ではこの春、カフェ空間を通じて幸せと資源が循環する経済、社会の実現を目指して、新たな取り組みを開始した。それが今回紹介する新商品である。
折り畳み式タンブラー(355ml)2,200円
世界で消費されるプラスチックカップは、年間5,000億個にのぼるといわれている。そしてリサイクルされることなく埋め立てられたり、焼却されたりしているのが実状だ。
これまでも再生紙を使用したエコカップのみを使っていた「alt.coffee roasters」 だが、さらなる使い捨てカップ量の減少を目的とし、折畳み可能なタンブラーの販売を今春に開始した。
一般的なタンブラーと違い、コンパクトに折り畳めるので持ち運びに最適だ。また簡単にパーツを外せるため、手入れも簡単。おしゃれなスリーブ付きで、熱い飲み物も入れられる。見た目のかわいさだけでなく、実用性を兼ね備えた商品である。
ローズマリー、ラベンダー、カモミール、ヨモギ、さくら、ローズヒップなどを展開(※ 季節の材料を使用しているため時期によって変わる)無添加コーヒー石鹸 1,100円
いままではただのゴミとして捨てられていたコーヒー豆の出がらし。「毎日廃棄されているものを何とか利用できないか」 という思いから、豆かすのスクラブ効果に注目し、「alt.coffee roasters」 特製のコーヒー石鹸が完成した。
「毎日使う石鹸は、自分にも地球にもやさしいものであってほしい」 という願いを込めて、無添加で動物由来成分のないヴィーガンナチュラルソープとなっている。
天然成分たっぷりのやさしい使い心地。食用グレードの高品質オリーブオイル、ココナッツオイル、ひまし油を使用、無添加のオイル成分でできているため、シャンプーや洗顔、全身に使用できる。また、パームオイルも使用していない珍しいヴィーガンソープで、防腐剤の代わりに月桃(げっとう)や季節ごとのハーブが使われている。
また、コールドプロセス法により生成された天然のグリセリンが熟成され、保湿力も高く、吸着力や洗浄力、泡立ちや使い心地が非常にいいという。
ELEMINIST Recommends