サボテン由来のレザーブランド「CACTUS TOKYO」全製品のカーボンフットプリントを開示

CACTUS TOKYOカーボンフットプリントプロジェクトのキービジュアル

メキシコに自生するサボテンを農地で生育し原料とするサボテンレザーを使ったブランド「CACTUS TOKYO」は、自社製品の製造過程から廃棄に至るまで排出される「カーボンフットプリント」を算出し商品ページで開示していく取り組みを開始した。

ELEMINIST Press

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2023.10.03
SOCIETY
編集部オリジナル

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サボテンレザーを使ったヴィーガンレザーブランド「CACTUS TOKYO」全製品のカーボンフットプリントを算出し開示

CACTUS TOKYOのバッグを持った女性

世界第2位の環境汚染産業と言われるファッション業界のサステナブルシフトが重要課題とされるなか、サボテン由来のレザーブランド「CACTUS TOKYO(カクタストーキョー)」が、自社製品の製造過程から廃棄に至るまで排出される「カーボンフットプリント」を算出し発表した。

サンフランシスコ発のブランド 「Allbirds(オールバーズ)」が2021年4月に発表した「ライフサイクルアセスメント(LCA)ツール」を参考に計算。

9月29日(金)には原宿のショールームにてメディア向けの結果発表イベントおよび、Allbirds日本法人 代表の蓑輪光浩氏とのトークイベントを実施し、今後、全アイテムのカーボンフットプリントを商品ページに開示すると発表した。

2023AWコレクションから製品別カーボンフットプリントを公開

CACTUS TOKYOカーボンフットプリントプロジェクトのキービジュアル

CACTUS TOKYOはサボテン由来の新素材「サボテンレザー」を使った地球にやさしいヴィーガンレザーアイテムを展開するブランド。

サボテンレザーはメキシコに自生するサボテンを農地で生育し原料としており、軽くて撥水性に優れている点が特徴だ。

原料となるサボテンを生育する過程で生態系の豊かさを増大し、生物多様性の回復に貢献する。また、長く時間をともにすることができる商品を届けるため品質にこだわり、信頼のおける高い縫製技術を持つ国内(東京・蔵前)のレザー専門アトリエにて一点一点、職人の手で製造している。

そして今回、CACTUS TOKYOは、2023AWコレクションのリリースから製品別カーボンフットプリントを算出し、ECサイトに公開することを決定した。

CACTUS TOKYがカーボンフットプリントを算出する意義

サボテンレザーが生物多様性に貢献するプロセス

CACTUS TOKYOは、サステナビリティのなかでも生物多様性をもっとも大切にするブランドだ。

ブランド設立の背景は、日本の山や川を中心とした生命溢れる豊かな自然空間を愛し、それを大切にしたいという想いから始まる。

自然の多様性が育む豊かさは、数ある環境問題のなかでも数値化しにくいがゆえに軽視されやすいという点が、問題意識となってきた。

そのため、いくつかある植物由来のレザー素材のなかでも、素材の生産過程で生態系を新たに育むことができるサボテンレザーを採用。

一方で、生物多様性の保持・改善を目指したときに、その生態系の大前提となる気温や気候もまた、重要なテーマとなる。

いま、気温や気候の変化により、数を減らす動植物種が出てくる可能性があると言われている。それぞれの生命に適した現在の自然環境があり、気候変動はそれを変えてしまう大きな要因となり得るということだ。

この点から、CACTUS TOKYOにとってファッション産業が排出する二酸化炭素を可視化し、その総量を減らしていくムーブメントに参加しない理由はないという考えに至ったという。

カーボンフットプリントの計算方法と課題

カーボンフットプリントには、大きく分けて、「サプライチェーン全体の排出量」「製品ごとの排出量」を計算する2つの算出基準がある。

CACTUS TOKYOでは、生活者により身近である後者に基づいた、製品のライフサイクルを「素材、製造、輸送、消費者使用、廃棄」の5つのフェーズに分割する「ライフサイクルアセスメント」で算出した。

この取り組みを受けて、生活者やファッション産業界のカーボンフットプリントへの関心が高まることを目的としている。

関心が高まることで、気候変動対策の取り組みが社会に広がり、ひいては生物多様性にもいい影響を与え、世界中をもっと豊かな生命であふれた、魅力的な場所にしてくことを目指している。

※複数の情報源を基に算出し、不確実性を加味するため「Uncertain Score(平準化スコア)」を加えている。

結果の報告と開示方法

結果報告

CACTUS TOKYOのバッグのなかで、一番カーボンフットプリント量が低かった「アイコニックバッグ/ルエッティ(LUETHYI)」は6.35kg、最大の「ビッグトート / サワロ(SAGUARO)」が9.67kgという結果が出た。

※比較参考値:樹種によって異なりますが、一般的に一本の木が年間で吸収するCO2は14kg程度

9月29日(金)からは、お客様とのコミュニケーションのなかで、カーボンフットプリントについて発信し、理解を深めるきっかけになれるよう、商品毎のカーボンフットプリントをブランドサイト上の商品ページに開示している。

商品ページでの開示

CACTUS TOKYOの今後の展望

今後CACTUS TOKYOは、生物多様性の豊かさに貢献できるブランドづくりを軸としつつ、製品別カーボンフットプリントの開示を継続することを通じて、ファッション産業のサステナブルシフトを後押ししていくことを目指す。

また長期的には、サボテンレザーと同じように自然環境の生物多様性保持に貢献できる新たな素材のプロデュースや、開発を視野に事業活動を展開していくとしている。

お問い合わせ先/株式会社CACTUS TOKYO
https://cactus-tokyo.com

※掲載している情報は、2023年10月3日時点のものです。

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