株式会社ベネクシーはドイツ発のエシカルなフットウェアブランド「ekn(エクン)」を5月下旬より展開開始している。環境に最大限に配慮したものづくりを行っており、リサイクル素材やバイオ由来のヴィーガン素材を使ったスニーカーを4種リリースした。
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株式会社三栄コーポレーションの100%子会社、株式会社ベネクシーは、ドイツ・フランクフルト発「エシカル」を体現したフットウェアブランド「ekn(エクン)」を、5月下旬より自社が展開するQuorinest(クオリネスト)店舗、フットウェア商材に特化したBenexy(ベネクシー)店舗およびオンラインショップにて展開を開始した。
eknは、サステナビリティを“クールに”世界に伝えることへの情熱と、エッジの利いた独自のスタイルへのこだわりを背景とし、2015年にドイツ・フランクフルトで創立された、新進気鋭のユニセックス仕様のフットウェアブランド。
世界のフットウェア業界は長年にわたり、十分な配慮もなく製造された合成素材のシューズで溢れ、環境にも人にも害をもたらしてきた。こういった現実に対して自らアクションを起こすべく、eknは設立された。
経験豊富なポルトガルの靴職人による高度な技術でつくられるeknは、ハンドメイドから生まれるハイクオリティな仕上げだけでなく、需給バランスを細かく管理することで製造時の環境配慮を徹底し、こだわり抜いたものづくりを行っている。
素材には、最高級のバイオロジカルマテリアル(生体組織や器官に害を及ぼさず、拒否反応などを起こさない生体適合性をもつ材料や物質)を調達し、染色には植物由来の染料を採用。
製造工程では、有害な化学物質や重金属の使用を一切行っておらず「ヴィーガン」シリーズでは、すべて通気性のあるリサイクル素材と厳選されたプレミアムコットンを使用している。
さらに、PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)認証を取得しており、原則として、短い流通経路で調達できる地域から原材料を調達し、リサイクル素材の使用やグリーン電力の活用に努めている。
針葉樹「カラマツ」から名を採った「LARCH(ラーチ)」は、クラシックスニーカーをベースに、新しいフォルムとモダンなラインを組み合わせて生まれた、レトロフューチャーな雰囲気のデイリースニーカー。
エッジの利いた“eknスタイル”を象徴するモデル。分厚いソールの採用はデザインをより洗練させ、いまの時代のファション感にマッチしたルックスに仕上げている。
優れた耐久性と着用感はデイリーユースに最適。リサイクル素材とリサイクルクロロプレンゴムを採用したEVAソールは、歩行時に反発力のあるクッション性の高さと、長続きする軽さを約束する。
ヤナギ科の樹木「ポプラ」から命名した「POPLAR(ポプラ)」は、機能系ウェアとレーシングカーにインスパイアされたデザインを特徴とする、eknならではのスタイリッシュなアウトドアモデル。
ヴィーガンレザーと使用済ペットボトルからリサイクルされたメッシュ素材を採用したアッパーは、プレミアムなVibramソールを起用したアウトソールに完璧にフィットする。
さらにリサイクルペットボトル製の頑丈なラバー素材も加えられた一足は、強力なクッション性と完璧なグリップを保証。シュータンに施されたラバーバンドにより、最適なフィット感とデザインアクセントがプラスされている。
可憐な花「DAISY(デイジー)」は創業者ノエルのクラシックスニーカー愛から生まれた、レトロベーシックモデル。80年代のファッション性の高いテニストレーナーへのオマージュと、00年代のスケートシューズを参考にしたデザインは、スニーカー愛好者がノスタルジーを感じること間違いなし。
上質な素材がほど良くブレンドされ、シルエットがミニマルなDAISYは、タウンユースにもおすすめ。かかとのロゴウィンドウに加えて、側面に施されたeknブランドの織りラベルが、ちょっとしたアクセントに。
つる植物「LIANA(リアナ)」は高品質のヴィーガン素材による独特のテクスチャーと、ストリート感溢れるスポーティーで未来的なルックスが魅力のハイエンドモデル。
LIANAを特徴づけているのが、シューズに独特の形状を与えるラバーバンド。この構造が、すべての足に常に適切なフィット感をもたらす。
頑丈なVibramソールは、完璧なグリップを提供するだけでなく、ミッドソールはEVA素材のため、柔らかな歩行感も実現。ロゴがあしらわれたラバーバンドや側面のロゴプリントなど凝ったディテールは、目に見える点だけでなく、レーザー彫刻が施されたシューレースのコードストッパーや、カラフルなライニングにまで行き届いている。
eknが使用するレザーはクロムなめしを行わない。殺虫剤や除草剤を使わずに栽培されたコットンを使用。ニッケルフリーの金具、水性接着剤のみ使用している。
eknで使用するレザーやコットン、そして新しく開発されたバイオ由来のヴィーガン(非動物性)素材は生分解性となっている。
自分たちが納得のいく材料のみを使用。製品を永く愛用できることはeknの最優先事項としている。だからこそ、生産工場では手作業を大切にしている。
CO2排出量を極力抑える。生産施設での太陽エネルギーの活用、流通ルートの短縮化、DHLGreenを介したCO2排出量のオフセットなど、一連のプロセスをCO2排出量の最小化を念頭に置いた構造に整える。
レザー加工には重金属を用いず、皮革廃棄物はバイオ肥料へと加工する。皮革廃水は飲料水レベルの水質にまで処理する。
可能な限り、PETやコットンなどポストコンシューマー廃棄物からつくられたリサイクル・アップサイクル素材を使用。梱包材は100%再生材を使用するか、自ら、繰り返し再利用する。
ヴィーガンモデルでは動物由来材料を使用せず「PETA認証」も取得。
従業員や生産施設については、もっとも高い水準の社会的基準の導入に努めている。
創業者であるノエル・クライン・リーシンク氏は次のようにeknの由来を語っている。「“ekn”は、トルコ語で『種』を意味する“ekin”に由来します。私達はこの言葉からブランド理念を導き出しました。eknは『優れたアイデアの種まき』を意味します。
新しく、素晴らしい、持続性のある何かが育つようにといった願いがブランド名に込められています」
本国ドイツでは、高感度のアーティストやミュージシャンから絶大な支持を得ており、ラグジュアリーなデザイン性とファッション性に加え、製品の製造、出荷、着用にいたるまで製品に関わるすべての人に対して、「環境保護責任」と「社会的責任」を果たしてきた、ブランドの「エシカル」を体現した姿勢が注目されている。
トップレベルのクラフトマンシップとディテールへのこだわりによって、唯一無二の個性をつくり上げているekn。
無駄のない大胆な色使いやフォルム、すっきりとしたラインやシルエットは「ストリームライン・モダン」として知られるスタイル。
eknのプロダクトデザインには、ノエル氏のアイデアに賛同する友人たちが参画している。そのため、フットウェアには、すべてのインソールに、チームの”友情”とパートナーシップから生み出されているという考えから”MADE IN FRIENDSHIP”と刻印されている。
お問い合わせ先/株式会社三栄コーポレーション
https://www.sanyeicorp.com/
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