イオンは、2025年までに「トップバリュ」で展開する商品のすべてを、3Rのいずれか、あるいは複数に対応して開発を行った環境配慮商品に切り替えると発表した。これから開発される新商品はもちろん、既存商品も順次切り替えていく方針だ。
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イオンは、2025年までにイオンのブランド「トップバリュ」で展開する商品のすべてを、Reduce(リデュース=削減化)、Reuse(リユース=再使用化)、Recycle(リサイクル=再資源化)のいずれか、あるいは複数に対応して開発を行った環境配慮3R商品に切り替えると発表した。
また、具体的にどのような対応をしている商品であるかをお客さまに知らせるメッセージや、トップバリュが独自に設ける「環境配慮3Rマーク」をパッケージに表示し展開。
本年度以降に開発・販売する新商品のすべてを対象とするほか、既存商品についても、現在使用している包装資材の在庫消化後、もしくはパッケージリニューアルなどの折に切り替えていく方針だ。
2022年4月に施工された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の影響などもあり、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に対するお客さまの意識は日を追うごとに高まってきているという。
トップバリュが独自に設けた「環境配慮3Rマーク」は、ISO14021(環境ラベルおよび宣言-自己宣言による環境主張)に規定される要求事項を満たしていることが取得の条件。
その要求事項は、正確で誤解を与えないものであることはもちろん、実証されていて検証が可能であること、自己宣言による環境主張の検証に必要なデータの評価および提供に責任を持っていることなど、全部で約50項目にもおよぶ。
お客さまが、毎日のお買物で「環境配慮3Rマーク」がついたトップバリュ商品を選ぶことで、自然と3R活動に参加でき、社会的課題の解決を考慮した消費活動につなげることができることを目指している。
容器包装をコンパクトにしたり、化石由来のプラスチックをリサイクル素材や紙などのサステナブルな原材料に代替したり、これまではごみとなっていたものを再利用したり、「環境配慮3Rマーク」は、循環型社会の実現に向けた対応をしている商品であることの目印だ。
イオンは、2030年までに、使い捨てプラスチック使用量を2018年比で半減する目標を掲げている。トップバリュでは、2030年までに商品で使用するバージンプラスチックの量を2018年度比で30%削減する目標を掲げると同時に、すべての商品で環境・社会に配慮した素材への転換を目指しており、これまでも使い捨てプラスチック削減を目指し、包材の見直しや改善を行ってきた。
今回、製品設計からごみ処理まで、ライフサイクル全体での資源循環に向けて、さらに踏み込んだ商品開発に舵を切ることで、お客さまとともに取り組む資源循環型社会の実現を目指すとしている。
お問い合わせ先/イオン株式会社
https://www.aeon.info/
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