小林製薬株式会社は、芳香・消臭剤ブランド「消臭元」から、環境に配慮した新仕様で、簡単に詰め替えができる「消臭元SAVON」を4月13日に発売開始した。部屋やキッチン、トイレなどのさまざまな場所で使用ができ、清潔感のある洗いたての香りが特徴だ。
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(左から)「消臭元SAVON」シャンプーしたて ほのかなブルーソープ/洗濯したて ふんわりフローラルソープ
小林製薬株式会社が4月13日に発売開始した「消臭元SAVON」は、環境に配慮した詰め替えができる新仕様を採用し、プラスチック使用量を削減している。また、使用場所をマルチにしたことでより使いやすい商品として生まれ変わっている。
これまで「消臭元」は、お部屋用やトイレ用など使用場所別にラインアップを取りそろえてきたが、今回新しく発売した「消臭元SAVON」は、マルチ消臭処方を採用しているため場所を問わずに使用できる。
これまではお部屋やトイレなど場所ごとの悪臭に特化した消臭成分を使用してきたが、「消臭元SAVON」は体臭・料理臭・生ごみ臭・トイレ臭など家庭内で気になるさまざまなニオイに対応した消臭成分を配合した。
また、従来品(消臭フィルターを使用している「消臭元」シリーズ)の1.3倍の幅広タイプの消臭フィルターを採用することでより悪臭をキャッチしやすい構造になっている。
幅広い世代に人気があるソープ系で、洗いたての気持ちいい香りを再現しているため、家族で過ごす空間にも最適だ。
同社では2021年春より製品開発エコ基準を設け、「消臭元」においては容器に再生プラスティックを使用するなどサステナブルな製品開発に取り組んできた。今回は、簡単に詰め替えができる新仕様を採用することで地球環境にも配慮している。大容量タイプの『消臭元』としては初めての詰め替え用の発売だ。
詰め替え時には液の補充だけでなく、消臭フィルターも交換をする必要があるが、その消臭フィルターを簡単に取り外しできる構造を開発。本体容器を使い捨てずに詰め替え用をご使用すると、廃棄重量を約76%削減できる。
1. 本体キャップを外し、ホルダーを持ち、使用済み消臭フィルターを抜く
2. ホルダーを左右に広げ、使用済みフィルターを捨てる
3. 詰め替えパウチに付属している新しい消臭フィルターにつけかえる
サステナブルな製品の開発が求められる昨今、「消臭元」に関しても、以前より「詰め替え用がほしい」「使い終わった容器を捨てることに罪悪感がある」という声が寄せられていた。
従来の大容量タイプの「消臭元」では、容器構造の問題から詰め替えをすることができなかったため、容器の設計や処方開発を一からおこない、ようやく完成したのが今回の「消臭元SAVON」だ。
中身の処方もお客様のニーズやライフスタイルを反映して開発。現代の住空間は部屋の仕切りが少なく、臭いが混ざる傾向にあることから、トイレやキッチン、リビングなど置き場所を選ばずマルチに消臭できる消臭成分を採用し、香りに関しても“しっかり香る”のではなく、“ほのかに香らせたい”という声から、 “洗いたての香り”が最適な香りの強さで広がるように設計した。
今後も、生活者のニーズに応え、快適なおうち時間をサポートする製品ラインアップを展開していくことで、さらなる市場拡大を図っていくとしている。
開発担当者である日用品事業部 芳香・消臭剤カテゴリー マーケティングブランド管理グループの米田氏は次のようにコメントしている。
「1995年に発売をした『消臭元』ですが、大容量タイプの『消臭元』で、詰め替えタイプの発売は今回が初めてです。
長年検討を重ね、安全に使いやすい設計に辿りつくことができました。大容量の液体芳香・消臭剤としては見慣れない仕様になりますが、「消臭元SAVON」が先陣を切り、サステナブルな芳香・消臭剤の形をご提案していきたいと考えています。
また、ご家族で使われることの多い『消臭元』シリーズですので、ご家族全員が心地よく過ごせる香りを目指し、時間をかけて処方開発をしました。心地よい“洗いたての香り”をぜひ多くのみなさまにお試しいただきたいです」
お問い合わせ先/小林製薬株式会社
https://www.kobayashi.co.jp/
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