サントリー食品インターナショナル株式会社は、ナチュラルミネラルウォーター「サントリー天然水」2Lペットボトルにおいて、約6分の1のサイズまで“小さく、たたみやすい”新容器を開発。たたみ方も提案し、資源回収をより楽しくすることで資源循環を促進することを目指す。
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サントリー食品インターナショナル株式会社は、「サントリー天然水」ブランドの基幹商品であるナチュラルミネラルウォーター「サントリー天然水」2Lペットボトルにおいて、飲み終わった空容器が、約6分の1のサイズまで“小さく、たたみやすい”新容器を開発した。
簡単に小さくたためることで、空いたペットボトルを資源回収に出すまでの負担を軽減し、資源循環に貢献することを目指す。この容器を採用した商品は、4月上旬から順次発売されていく予定だ。
「サントリー天然水」ブランドは、2018年に年間販売数量で国内清涼飲料ブランドNo.1(同社調べ)のポジションを獲得。2022年も年間で対前年8%増、1億2,980万ケースの着地で、5年連続No.1となり、多くの人に愛されているブランドだ。
「サントリー天然水」ブランドではこれまで、清らかで冷たく、安全安心な水を未来までつなぎ、提供していくために、サントリーグループで取り組んでいる水源涵養活動などの「水のサステナビリティ」に関する活動に加え、容器・包装においては、環境負荷低減やユーザビリティ向上など、さまざまな取り組みを実施してきた。
今回の取り組みは、「サントリー天然水」ブランドからの新提案として、お客様の利便性を高めるとともに、世のなかにとってもいいことを実現していきたいという思いが込められている。
開発のヒントとなったのは、包材技術者が子供と図書館で見つけた「折り紙工学」の本で、ペットボトルを折りたたむという発想を得た。新容器開発までの道のりは約2年に及び、70を超える試作を繰り返して完成。
たたむ際に、ぎゅっと押しつぶすようなつぶし方ではないことから、リサイクルの際にボトルが洗いやすくなっており、使う人にとっての利便性だけでなく、収集作業の効率性や衛生面の改善なども考慮されている。
持ちやすく、注ぎやすい形状や、容器として積載・搬送に耐えうる強度はこれまでのままに、持ち手となる胴部を、平行四辺形にすることで自然とななめにつぶれやすい形状を実現。
また、つぶした後「折りたたむ時の目印」として、ボトルの肩と底の部分に星型のエンボスをいれ、たたみやすさを向上した。さらに、ボトル肩にヤマ折り線を付けることで、たたんだ際に小さくロック(固定)できる形状となっている。
今回“小さく、たたみやすい”新容器の開発とともに、独自の“たたみ方”についても開発した。まずボトルの胴部をななめにずらしながらつぶし、星型の目印に合わせてペコリと2つ折りにする。
底部をぎゅっと押しつぶして平らにしたあと、飲み口のある首部分を手前に折り曲げて底部をロックすると、空容器に対して約6分の1のサイズまで小さくたたむことができる。(自治体ごとの空容器回収ルールに則ってください)
今回の新容器と“たたみ方”を実践すれば、家庭内で飲み終わった後のペットボトルに対して「つぶしたのに元にもどってしまう」といった不満や「回収日まで家の中でかさばる」といった不満の解消が実現できるとともに、楽しく取り組むことができ、キャップ・ラベルを剥がす分別を促進。より質の高いペットボトルの資源循環を促進することを目指している。
お問い合わせ先/サントリー食品インターナショナル株式会社
http://suntory.jp/sbf/
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