ワクワクしながら地球にやさしい買い物を「elove by ZOZO」サステナビリティ情報を発信

elove by ZOZOロゴ

株式会社ZOZOは2022年11月、ファッションに関するサステナブル情報を発信する「elove by ZOZO」を開設した。今回は「elove by ZOZO」担当者の改正菜摘さんをお招きし、ZOZOが目指す「サステナブルにファッションを楽しむ未来」についてお伺いした。

ELEMINIST Press

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2023.03.17
Promotion: ZOZO

地球にやさしい「えらぶ」の楽しさをもっと知ってほしい

ZOZOTOWNやWEARなどを運営する株式会社ZOZOは2022年11月、ファッションに関するサステナブル情報を発信する「elove by ZOZO(エラブ バイ ゾゾ)」を開設した。

今回は「elove by ZOZO」担当者で、コミュニケーションデザイン室サステナビリティ推進ブロックの改正菜摘さんにインタビュー。世界第2位の環境汚染産業と言われているアパレル業界においてZOZOが目指す“サステナブルにファッションを楽しむ未来”についてお聞きした。

elove by ZOZOの画面

Photo by 柳詰有香

コミュニケーションデザイン室サステナビリティ推進ブロックの改正菜摘さん。自ら企画を立てたり取材へ赴いたりと「elove by ZOZO」の制作に携わっている。

——11月にオープンした「elove by ZOZO」。ファッションにまつわるサステナブル情報を発信するコンテンツスタートのきっかけは何だったのでしょう。

かねてからZOZOでは「ファッションをよりサステナブルに楽しんでもらうこと」を目指し、ファッションと環境・社会問題に関する情報提供などの施策に取り組んできました。

これは、事業戦略の1つである「買う以外のトラフィックを増やす」や、サステナビリティステートメントとともに策定した重点取り組みの1つである「サステナブルなファッションを選択できる顧客体験の提供」に基づいています。

フェアトレードアイテムを集めた特集

事例:ZOZOTOWN内では、フェアトレードアイテムを集めた特集を行うなど、顧客が気軽に楽しくエシカルなお買い物を実践できる機会創出に尽力している。

そんななか「お客様に、ファッションに関するサステナビリティへの関心をさらに持ってもらいたい」という想いから、社会問題やサステナビリティに関心のあるスタッフが集まり、ボトムアップで企画されたのが「elove by ZOZO」でした。

コンテンツのテーマや取材先の検討も社内でおこなうことで、私たち自身も社会問題についてお客様とともに学んでいけるようなコンテンツを目指しています。

——「elove by ZOZO」の開設に込めた想いを教えてください。

「elove by ZOZO」のテーマは“買い物のアップデート”。環境に配慮したアイテムや、ブランドによるサステナブルな取り組みに関する記事を通して、お客様が洋服との付き合い方を見つめ直したり、サステナブルな視点を持ったりする機会としてもらえればと思っています。

また、ワクワクしながら洋服を「えらぶ」ように、地球にやさしい「えらぶ(=選択)」を知ってほしいという想いから、「elove(エラブ)」と名付けました。「e」にはearth、エコ、エシカル、EC、environment、イイ(良い)などの意味も込めています。

やや硬いテーマになってしまいがちな「環境・社会問題」をテーマにしたサステナビリティコンテンツ。ZOZOユーザーにも多くいらっしゃる「Z世代」の方々にも興味を持ってもらえるよう、若手スタッフの意見をもらいながら記事を作成するなど、切り口を工夫しているのもポイントですね。

今後は、国内外でのサステナビリティに関する最新ニュースやファッションにまつわるTIPSなど、サステナブルなお買い物をする際に役立つ情報をどんどん発信していきたいと考えています。

「elove by ZOZO」の記事インタビューから感じたブランドの思い

——これまでの出店ブランドへのインタビューを通して、改正さん自身の考えが変化した経験はありましたか。

「elove by ZOZO」ではZOZOTOWNに出店いただいているブランド様に限らず、未出店のブランド様にも取材をおこなっています。

洋服の生地や縫い糸などのすべてを、土に還る素材でつくる循環型ファッションブランド「Syncs.Earth(シンクス アース)」の取材では、東京・あきる野市と日の出町にある自社農園で、服が土壌に影響なく分解していく様子を直接見て、感じた思いを記事にしました。

私自身、ふだんの買い物の際に洋服の素材がオーガニックコットンやリサイクル繊維であるかなどを意識していたのですが「土に還るか・土壌に影響が無いかどうか」という視点は持っていませんでした。

1着の洋服を完全に土に還すには、留め具や縫い糸なども含めたすべての素材が100%天然繊維である必要があります。洋服が自分の手元から離れる未来のことも考えてどのようなモノを選んだらいいか、より明確になった取材でした。

フットウェアを中心に展開する「Allbirds(オールバーズ)」は、製造技術や素材をオープンソース化し、アパレル業界全体の気候変動阻止を目指すブランド。Allbirdsでは靴を買った際の靴箱に靴紐を通して、持ち帰りバッグにしてくれるんです。

マイバッグや環境に配慮した買い物袋を導入するショップは多いですが、箱が袋になるアイディアはとてもユニークですよね。この環境負荷を減らしながら、買い物を楽しめる仕組みは多くの読者に知ってほしいと思います。

化粧品製造における動物実験反対に初めて声を上げた、イギリス発のビューティブランド「THE BODY SHOP(ザボディショップ)」にもお話を伺いました。

THE BODY SHOPが2017年〜2018年におこなった「化粧品の動物実験反対」のキャンペーンでは、わずか15ヶ月間で全世界から830万筆もの署名を集め、ニューヨークの国連本部へ署名が提出されました。

「動物愛護」の重要性を訴えるだけでなく、企業全体で社会に変革を起こし続ける姿にとても刺激を受けたのを覚えています。

私自身、こうしたブランドごとの取り組みや企業姿勢を知れば知るほど、よりそのブランドを応援したくなる気持ちが芽生えました。取材先の皆さんの想いを記事にすることで、読者にもブランドやファッションをより好きになってもらえたら嬉しいですね。

「elove by ZOZO」をきっかけにお客様のサステナビリティへの関心度が向上し、買い物のアップデートにつながるよう、これからも発信を続けていきます。

ファッションEC「ZOZO」がサステナブルな情報提供に挑戦する理由

ZOZOではサステナビリティステートメント「ファッションでつなぐ、サステナブルな未来へ。」のもと「4つの重点取り組み」を策定し、さまざまな取り組みをおこなってきた。

「廃棄ゼロを目指す受注生産 プラットフォームの構築」「ファッションに関わるすべての人のダイバーシティ&インクルージョン推進」「持続可能な地域づくりへの貢献」。そして、elove by ZOZOの基盤にあるのが「サステナブルなファッションを選択できる顧客体験の提供」だ。

これまで、サステナブルな商品やサービスを選択しやすい売り場づくり、梱包資材の見直し、受注生産プラットフォーム「Made by ZOZO」の構築、自社拠点の再生可能エネルギー化といった、ファッションのECサイトの仕組みを通した取り組みを推進してきた。

そうしたなか「elove by ZOZO」の取り組みにおいては、若年層ユーザーが多いZOZOTOWNの顧客にサステナブルファッションや環境・社会問題の情報を伝えることで、ワクワクするファッションをいつまでも楽しむことができるよう、サステナブルな視点で「選ぶ」ことで、ともに未来を描いていこうと語りかけている。

お問い合わせ先/株式会社ZOZO
https://corp.zozo.com/sustainability/

※掲載している情報は、2023年3月17日時点のものです。

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