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アメリカ・NYで、人間の遺体をコンポストして土に還すことが法律で認められた。火葬よりも温室効果ガスの排出が少なく、生態系への影響を低減させる新しい選択肢となる。
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アメリカ・ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は、人間の遺体を堆肥化することを合法とする法案に署名した。これにより、ニューヨーク州は人間の遺体の堆肥化を認めるアメリカで6つめの州となった。
アメリカではもともと土葬の習慣があったが、手間の少ない経済的な火葬が一般的になってきていた。だが火葬は大量の燃料を必要とし、温室効果ガスを排出することから、環境への負荷がかかることが懸念されていた。
そこで生まれたのが、遺体を土に還す、通称「グリーン葬」と言われる人間の堆肥化だ。ニューヨーク州では2022年6月にこの法案が提案され、議会で論じられることとなった。その後、議会の承認を得て州知事が署名するまでに至った。
具体的な堆肥化のプロセスについては、以下の記事を参考にしてほしい。
遺体を堆肥化することを認めたのは、アメリカでは2019年のワシントン州が初めてだ。その後、コロラド州、オレゴン州、バーモント州、カリフォルニア州の5州が同様の法律を制定。今回のニューヨーク州は6番目の州となる。
気候変動の問題が深刻化していくなか、環境負荷の低いこの葬儀方法は、今後ますます注目されていくことになりそうだ。
葬儀のやり方は、それぞれの国での文化や人々の倫理観に深く関わるものだ。しかし、選択肢のひとつとして堆肥化する方法が一般化していくことは、広く受け入れられていくかもしれない。
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