UCCホールディングス株式会社は、2030年までに自社ブランドを100%サステナブルなコーヒー調達にすることを目指す取り組みの一環として、4C認証コーヒー豆の調達をスタートした。4Cとの新たな協働を通して、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいく。
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UCCホールディングス株式会社は、UCCサステナビリティ指針に掲げる目標のひとつである「2030年までに自社ブランドを100%サステナブルなコーヒー調達に」の達成に向け「4C(フォーシー)認証コーヒー豆」の調達をスタートした。これは、同社のサステナブルなコーヒー調達の基準を満たす5番目の調達プログラムとなる。
UCCグループは、栽培から1杯のコーヒーに至るまで、一貫したコーヒー事業をグローバルに展開している。2022年4月には「UCCサステナビリティ指針」を制定し「コーヒーの力で、世界にポジティブな変化を」というサステナビリティビジョンを掲げ、2030年までに自社ブランドを100%サステナブルなコーヒー調達にすることを目標のひとつに定めた。
この目標を定めるにあたり、サステナブルなコーヒー調達について、地球・人・製品の3つのサステナブル要素と、それぞれに対する新たな基準を設けた。今後、調達における協働パートナーによる監査のもと、この基準を満たすコーヒー調達を推進していくとしている。
今回新たに連携強化を図る4C(The Common Code for the Coffee Community)は、コーヒーの持続可能な栽培と加工のための最大の認証システムの1つであり、ドイツのケルンに拠点を置く「4C Services GmbH」によって運用されている。
4Cは信頼できる公正なコーヒーサプライチェーンの確立に向け「地球環境への配慮」「生産者のより安全で安心な労働環境実現」「農業生産性向上への取り組みと経済的充足」など、サステナブルな原料調達の実現を目指している。
UCCグループは、4Cとの新たな協働を通じ、地球社会の一員として、ずっと先の未来まで“太陽と大地の恵み”であるコーヒーを世界中の人々へ届けるため、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいくと発表した。
4Cのマネージング・ディレクター ノルベルト・シュミッツ氏は次のようにメッセージを発信している。「最終消費者と規制当局の双方から持続可能な製品への要求がますます高まるなか、UCCの持続可能な目標達成をお手伝いさせていただけることを大変嬉しく存じます。
4Cは、社会、環境、経済の各基準を包括的に網羅する独立系マルチステークホルダー主導の認証制度であり、現状の記録のみならず、システム利用者に時間をかけて農業慣行の改善を積極的に促すことで、世界各国のコーヒー生産者や加工業者の状況を徐々に改善していくことを目指しています。
強固なトレーサビリティシステムを根幹に据え、4C認証を受けたコーヒーを使用するという同社の決断は持続可能な方法で生産されたコーヒーの需要の増加につながるため、同社の調達地域にとって直接的な影響となるでしょう」
お問い合わせ先/UCCホールディングス株式会社
https://www.ucc.co.jp/
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