10月26日、Earth CompanyはPT Jalan 278のエシカルホテル事業「Mana Earthly Paradies」において、国際認証「B Corp™」を取得した。これにより、東南アジア初の「B Corp™」認証ホテルとなり、アジア全体では2番目となった。
ELEMINIST Press
最新ニュース配信(毎日更新)
サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。
わたしたちの買い物が未来をつくる|NOMAが「ソラルナオイル」を選ぶワケ
10月26日、アジア太平洋のチェンジメーカー支援事業・企業や学校への研修事業・エシカルホテル運営を通じて、次世代につなぐ未来をつくる一般社団法人Earth CompanyはPT Jalan 278(インドネシア バリ島)のエシカルホテル事業「Mana Earthly Paradies」(以下Mana)において、国際認証「B Corp™」を取得した。
「B Corp™」は2006年に米国で設立された非営利団体B Labによる認証制度で、環境や社会に対する透明性や説明責任などにおいて高い基準を満たした企業に与えられる国際認証だ。
循環型でエシカルな取り組みが評価され、国内外のアワードで受賞してきた次世代のエシカルホテルであるManaは、今回の取得により東南アジア初の「B Corp」認証ホテルとなり、アジア全体では2番目となった。
これからも、認証を受けた世界86カ国6,000社を超えるグローバル・コミュニティの一員として、包摂的で公平で再生可能な経済の世界的な動きをリードしていくとしている。
Manaでは、バリ島における経済の80%を占める観光産業の持続可能性を再考し、再定義することを目的とし、あらゆる面で、人と社会と自然が共鳴しながら発展する「リジェネラティブ(再生的)」なアプローチを取り入れている。
たとえば建物は新しい木を一本も切らずに古材やエシカルに調達された材料を使用。宿泊棟は土のうを積み上げて建てるアースバック工法というエコ建築を採用し、太陽光発電による照明や、雨水を濾過して施設全体の水を供給している。
また、レストランで使われる食材は、新鮮な地元の有機食材だけでなく、多くがManaの施設内のパーマカルチャーガーデンで収穫されたもの。経済活動が社会課題を生み出すのではなく、解決策の一部になることを具現化したモデルがManaのあり方なのだ。
共同創設者の濱川知宏氏は次のようにコメントを寄せている。「私にとってB corpは、誠実さであり、価値観を表すものです。サステナビリティを謳うだけでなく、実践する企業のための認証です。だからこそ、Manaが創設されてから直ぐに、B corp取得のための道のりを歩むことは決して簡単なものではありませんでした。
認証取得をしたいま、私たちはB corpコミュニティのパイオニアから学び、改善と進化を続けていきたいと考えています。認証の取得が最終目標ではなく、社会的および環境的影響の高い基準を維持し続け、継続的に改善することが、B Corpコミュニティの一員として求められています。
さらにManaは、バリ島とインドネシアのホスピタリティ業界の仲間として、このB Corp認証がより多くの企業(とくにバリ島のホテル)の持続可能性を後押しすることを望んでいます」
お問い合わせ先/一般社団法人Earth Company
https://www.earthcompany.info/ja/
ELEMINIST Recommends