大手町・丸の内・有楽町エリアを起点にSDGsを推進「大丸有SDG映画祭2022」開幕

大手町、丸の内、有楽町エリアの企業がSDGs活動を推進「大丸有SDGs ACT５」

大手町、丸の内、有楽町エリア（大丸有エリア）を起点に、企業の枠を超えてSDGs活動を推進する「大丸有SDGs ACT５」が、今年度も５月９日から約７ヶ月間をコア期間として開催されている。そのシンボルイベントとして、SDGsに通じるテーマの映画作品を集めた「大丸有SDG映画祭2022」が８月30日（火）〜９月22日（木）に開催される。

運営するのは、三菱地所株式会社、農林中央金庫、株式会社日本経済新聞社、株式会社日経BP等で構成される「大丸有SDGs ACT５」実行委員会。SDGs目標期限2030年の10年前にあたる2020年５月に発足した。

企業が主体となって取り組むことで、企業間連携によるSDGs活動の相乗効果を検証し、SDGsモデル都市の構築を目指す。

2022年は「サステナブルフード」「環境」「WELL-BEING」「ダイバーシティ＆インクルージョン」「コミュニケーション」の５つのACT（テーマ）を設定し、各アクションの実践、効果の検証、社会課題の構造的な問題を明かにすることをミッションとしている。

「大丸有SDG映画祭2022」さまざまな社会課題の渦中にいる人たちのリアルに触れる

「大丸有SDG映画祭2022」は、多くの人に親しみのある映画を切り口として、さまざまな社会課題に触れながら、その渦中にいる人たちのリアルな「顔」「声」「想い」に触れてもらう場を提供することを目的としている。

昨年度は気候変動やフードロスをテーマとした全17作品を各回トークショーつきで上映し、約420名が参加した。今年も、「人と人をつないで世界の課題解決をする」をミッションに、映画買い付け・配給・宣伝・制作を行なう、ユナイテッドピープル株式会社が配給する作品を上映する。

今年のオープニングイベントとなる映画は『ソニータ』。アフガニスタンからイランに逃れてきた難民の少女ソニータが、結納金を目的にした強制結婚への怒りと、自由への願いをラップにこめて歌うドキュメンタリーだ。

『ソニータ』の上映後のトークショーにはUNHCR親善大使のMIYAVI氏と、国連UNHCR協会報道ディレクターの長野智子氏をゲストに迎え“世界の今”を考える。

ほかにも、スーダン内戦で両親や家を奪われた“ロストボーイズ”と、彼らの新しい人生を支えた職業紹介所の女性との物語『グッド・ライ 〜いちばん優しい嘘〜』など、世界の情勢を意識し、自分事として考えるきっかけになるような、難民問題を取り扱った映画もラインアップしている。

会場は、丸ビルや国際フォーラムのホールだけでなく、３×３Lab Futureのようなコワーキング施設や、「大丸有SDG映画祭」では初となる屋外上映会として、昨年７月にオープンしたTOKYO TORCH Parkでも開催。

上映作品は全部で長編10作品。自分と異なる他者への想像力を育む映画として『ゲイビー・ベイビー』『蹴る』、大切なモノを守るために闘う人たちと出会うことをテーマとした『たねと私の旅』『ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇』、不可能をカタチにした挑戦に触れる『コペンハーゲンに山を』『グランド・ジャーニー』、スペシャル上映として『グレイテスト・ショーマン』、フィナーレは東京国際フォーラムを会場に、アカデミー賞３部門受賞した話題作『コーダ あいのうた』を上映する。

３回参加の特典「エコファニ」のリユース家具 オフィスで不要となった家具を循環

期間内に３回参加するとラリー特典として「エコファニ」のリユース家具等がもらえるキャンペーンも併せて実施予定となっている。

「エコファニ」は、オフィスのレイアウト変更などで不要になったオフィス家具を企業から引き取り、検品・清掃のうえ、リユース家具として展示、法人・個人に販売するサービスだ。

また、オフィスに家具をセットした状態で賃借する「セットアップオフィス」への供用のほか、リユース家具のサブスクリプションサービスにも対応するなど、本サービスを通じて、フレキシブルなワークスタイルに対応する商品・サービスの拡充を具現化すると同時に、一定期間出荷に至らない商品は、産業廃棄せずリユース＆マテリアルリサイクルを実施するなど「サステナブルな社会の実現」に貢献する。

お問い合わせ先／大丸有SDGs ACT5実行委員会
https://act-5.jp